ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

No.080 視聴者への還元

2023年2月4日~10日号

 

今週の収穫ピックアップ

2/4(土) NHK「TV70年!蔵出し映像まつり」

六角精児さんと井上咲楽さんがアーカイブセンターの職員を演じるドラマ仕立ての内容で、今月1日でテレビ開局70周年を迎えたNHKの秘蔵映像を公開していました。ドラマやお笑い番組でのスターたちの初々しい姿、70年で一度も休んでない「NHKニュース」が伝えた出来事とOP映像、シートベルトの重要性を検証するためにマネキンが乗った車を崖から落としていた科学番組「ウルトラアイ」など、公共放送が誇る膨大なアーカイブに圧倒されました。NHKのテレビ女優第1号の黒柳徹子さんの映像をどこまで遡れるか調査した企画も。1959年に山間部の小学校にテレビを1年間限定で設置する番組では、そのときの小学生がテレビの特集を見て看護師になった後日談も紹介。これからも視聴者の心を動かすメディアであってほしいです。

 

2/4(土) 日本テレビダウンタウンvsZ世代」

昨年8月に放送され好評を博した特番が早くも第2弾。今回も昭和時代(平成初期もあり)の"ヤバい"習慣や遊び、ヒット商品をテンポよく紹介していました。MCのダウンタウンの足跡を振り返るコーナーでは松本人志さんが中居正広さんと共演した土曜ドラマ「伝説の教師」や、浜田雅功さんが坂本龍馬を演じた三谷幸喜さん脚本の水曜ドラマ「竜馬におまかせ!」が放送されました。さらに日テレが昭和時代に放送した「ミユキ野球教室」や「カリキュラマシーン」の映像も。特に後者は朝の子供向け番組とは思えない奇抜で、ものの数え方でタバコが登場したり、麻雀牌にケチャップとマヨネーズを混ぜる映像はヤバすぎて度肝を抜かれました…

共に今年70周年を迎えるNHKテレビと日本テレビは60周年・65周年と同様に両局がタッグを組んだコラボ企画が来月12~19日に予定されており、テレビっ子の自分はとても楽しみです。

 

2/7(火) JUNK20周年記念イベント「爆笑問題カーボーイ25周年ライブ ~ついでに馬鹿力~」 ※アーカイブ視聴

今月6日からはTBSラジオの深夜番組レーベル「JUNK」の20周年ウィーク。冒頭で流れるサウンドステッカーが東京スカパラダイスオーケストラによって新調され、各番組がイベントを開催。火曜JUNK「爆笑問題カーボーイ」のライブでは開演するや否や太田光さんがステージの「JUNK」のロゴオブジェに跳び蹴り。地上波よりもアブナイ漫才に田中裕二さんが「これ配信だぞ!」とツッコむ姿も。カーボーイの宣材写真の撮り直しが済み、それからは月曜JUNK「伊集院光 深夜の馬鹿力」を担当する伊集院光さんとのトークが展開。JUNK設立前から続く両番組のパーソナリティによるトークは興味深いものばかりでした。VTRコメントで登場した神田伯山さんのとき伊集院さんが焦っていたのも面白かったです。12日深夜1時から生放送される20周年ウィークの集大成ともいうべきパーソナリティ全員集合SPも楽しみです。

このイベントの数時間後にはカーボーイの生放送。ゲストに松村邦洋さんを迎え、リスナーがお悩み相談の体で松村さんにモノマネを振るメール企画を放送。どこか悪意を感じる森光子さん、ドラマ「罠の戦争」での本田博太郎さん、元ネタ知らないのに挑戦した「SPY×FAMILY」のアーニャのモノマネに大笑いしました。

 

2/8(水) TBS「水曜日のダウンタウン

昨年最もドッキリにかかった芸人に予告ドッキリを7つ仕掛け、1週間後に答え合わせをする毎年恒例の企画。今回はザ・マミィの酒井貴士さんがターゲットとなりました。指定された秒数と合わない長尺ナレーション録り、打ち合わせで笑い声とリアクションが異常に大きい取材相手、Zoomの背景が静止画ではなくガチの絶景など、番組ならではのいい意味で地味なドッキリが面白かったです。ただ、酒井さんが正解したのは2つだけで、ドッキリだと思った出来事のほとんどはご近所トラブルに近いものばかりだったので引っ越しをおすすめしたいです。

 

2/9(木) 読売テレビ秘密のケンミンSHOW 極」

今回は「ケンミン熱愛グルメ」に山口県のローカルチェーン・うどんのどんどんが登場。各うどんメニューが1杯ワンコイン前後で、ざるうどんと普通サイズのカツ丼のセットは800円とリーズナブル。さらにレジで注文と前払いして席に着く前後で品物が届く提供スピードの速さにも驚かされました。おにぎりの表面に乾燥わかめがたっぷり付いたわかめむすびも魅力的です。さらに「秘密のOSAKA」では大阪府民が師匠目線になってしまうお笑いへの厳しさを特集。MCの田中裕二さん(爆笑問題)について振られ「ツッコミをブラッシュアップすべき」とアドバイスしてしまう府民にちょっと引きました(笑)

 

特集

日本テレビの長寿演芸番組「笑点」が、昨年秋に亡くなった六代目三遊亭円楽さんに代わる新しい大喜利メンバーを起用することに。先週29日の放送では新メンバーがこの1年間に登場したなかにいると予告していました。円楽師匠の席が週替わりの助っ人回答者になってから半年ほどツイートしていたときのメモを追記しながら残しておいてよかったです。

 

そして5日日曜、いよいよ新メンバー披露目のとき。既存のメンバーが座布団についた後に登場したのは春風亭一之輔さんさんでした。昨年9月に円楽師匠の助っ人として出演しており、キレのある風刺と毒舌が面白くて個人的に推していたので嬉しい限りです。新メンバーとしての初回から司会の春風亭昇太さんを座を狙っており、他のメンバーを罵倒する腹黒さも。円楽師匠がいた席にぴったりの回答者なので今後も楽しみです。

 

一之輔師匠は笑点終了直後の「真相報道バンキシャ!」、さらに翌6日には「ZIP!」と「スッキリ」にも生出演。日テレの各情報番組でも笑いを取っていました。とにかく全国各地での寄席とラジオの生レギュラーで多忙な一之輔師匠のバイタリティに感心しますが、くれぐれも無理のないよう…

 

編集後記

関西テレビお笑い番組千原ジュニアの座王」が先月2日の新春SPで実施したTwitterプレゼントキャンペーンに当選し、7日火曜に番組特製のクリアファイルが届きました。カンテレのロゴが入った封筒には賞品と当選通知書入りクリアファイルが厚紙とトレーシングペーパーに挟まれており、その丁寧さにも感激しました。これからもTVerで視聴するなどして番組を応援していきたいです。


では、今週はこんなところです。

No.079 エンタメと社会性

2023年1月28日~2月3日号

 

※おことわり

今週号は特集コーナーをお休みさせていただきます。また、主にドラマの記事で見出しに付け加えていた「※ネタバレ含む」の注釈を今回から撤廃いたします。読者の皆様のご理解のほどをよろしくお願いします。

 

 

今週の収穫ピックアップ

1/29(日) フジテレビ「千鳥の鬼レンチャン」

今回はスポーツSP。体力自慢の芸能人たちが400m走サバイバル、平泳ぎ50mサバイバル、大縄跳びに挑戦しました。すべての400mレースで1位を目指すおばたのお兄さん、ズルと天罰がエグい森脇健児さん、なかなか喋らない四千頭身石橋遼大さん、水泳でヒールを演じるみなみかわさんといった具合で様々な人間模様が垣間見えます。最後の大縄跳びは今回もネルソンズ和田まんじゅうさんのチャレンジで爆笑。CM前の煽りよろしく、おんぶされながら跳ぶシーンで腹がよじれました…

 

1/29(日) 日本テレビ「ブラッシュアップライフ」

麻美(安藤サクラ)が自転車を走行中にドラマロケ中の前野朋哉(本人役)に見とれてトラックにひかれ事故死したことにより再び人生をやり直すことに。3周目の人生ではドラマ好きがきっかけで日本テレビに就職。「24時間テレビ」を経て「Woman」「花咲舞が黙ってない」のスタッフを担当していました。テレビっ子なのでテレビ局を舞台としたストーリーはワクワクします。中学時代の教師ミタコングこと三田(鈴木浩介)を痴漢冤罪から救出するためにドラマの収録を早く終わらせる作戦はエヴァ風演出含めて圧巻です。

 

1/30(月) TBS「ラヴィット!」

この日のオープニングは「サザエさん」の作者・長谷川町子さんの誕生日にちなみ「家族で楽しめるオススメのもの」がテーマ。本並健治さんは2001年にRe:Japanがカバーした「明日があるさ」紹介し、その後「輝く!日本レコード大賞」での歌唱シーンの再現でMC、月曜レギュラー、ゲストの全員で歌う流れに。メンバーにいたココリコの遠藤章造さんだけでなくサプライズで間寛平さんも登場。先が見通せない現代でも沁みる名曲と出演者の皆さんの大団円に元気をもらえました。

 

1/30(月) 関西テレビ「罠の戦争」

前回、先輩秘書の虻川(田口浩正)への逆襲に成功した鷲津(草彅剛)が息子の転落事件の真相を追い続けてるなかで、犬飼(本田博太郎)の息子・俊介(玉城裕規)に疑惑が浮上。永田町で解散総選挙が囁かれるなかで犬飼の新たなスキャンダル、さらに鷲津家への関わりも明らかに。犬飼による鷲津への"公開処刑"が胸糞悪くても最後には痛快な展開が待っているので面白いです。権力は腐敗する、絶対的な権力は絶対的に腐敗する…

 

2/1(水) テレビ朝日「相棒 Season21」

薫(寺脇康文)が海外渡航前によく通っていたゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)と再会した公園でルポライターの鬼塚一誠(工藤俊作)の遺体を発見。鬼塚の手には妻のノエル美智子(大島さと子)が書いた少女向け小説。ここから薫が右京(水谷豊)と事件の真相を追っていきますが、ストーリー中に貧困ビジネス、半グレ集団、ジェンダー差別といった昨今の社会問題を取り入れており、心温まるラストシーン含めてとても印象的な回でした。個人的に今シーズンNo.1かもしれません。薫が妻の美和子(鈴木砂羽)との食事シーンで出てくる「冷凍イカ」は古参ファン大喜びです。

 

2/3(金) NHKチコちゃんに叱られる!

最初のテーマは「子どもがいたずらを注意されても繰り返すのはなぜ?」で、その答えは「叱るから」でした。専門家の解説によると、子どもは行動と感情をコントロールする脳の部分(前頭葉)は未発達で、快楽が勝って理性が効かないそう。叱れば叱るほどドーパミンが分泌されていたずらを繰り返すので、親は子どものいたずらに過剰に反応しない、いつものテンションでなぜいけないのか説明することが大事だと説いていました。スシローや資さんうどんで発生して社会問題化した飲食店での迷惑行為動画が取り沙汰されているなかである意味タイムリーなネタでした。

 

編集後記

ノブユキ on Twitter: "今日でちょうどテレビ放送70年なので、NHKと民放キー局のロゴの変遷を再掲します。 https://t.co/nnoseKlr0W" / Twitter


2月1日はNHKが日本で初めてテレビの本放送を始めた日。今年でちょうど70年になるので、以前Twitterで投稿したNHKと民放キー局のロゴの変遷表を再掲したら大バズり。2020年4月の投稿と同じく1万いいねを超え、テレビっ子としては嬉しい限りです。これからも当ブログやTwittterで微力ながらテレビを盛り上げていきたいです。


では、今週はこんなところです。

No.078 時代の流れ

2023年1月21日~27日号

 

今週の収穫ピックアップ

1/21(土) TBS「人生最高レストラン」

ゲストは神田愛花さん。元気がない時に肉を食べるから獣と自称したり、白身の部分がイカに似ている目玉焼きのランキングでスタジオが若干変な空気になっていました。アナウンサーを志すきっかけが日能研の合格祝勝会で聞いた逸見政孝さんの講演(おそらく「平成教育委員会」の関係)、NHK福岡放送局時代の上司は高校野球の実況で知られる小野塚康之さんといったエピソードは初耳でした。その強い個性は今月からフジテレビで始まった「ぽかぽか」のMCに適任かもしれません。

 

1/22(日) 日本テレビ「ブラッシュアップライフ」※ネタバレ含む

3話目は2016年からスタート。麻美(安藤サクラ)の家のテレビでは「ZIP!」のMOCO'Sキッチンが流れていました。薬剤師の資格を活かして祖父(綾田俊樹)が服用している薬の飲み合わせの悪さを指摘し徳を積みます。1周目の人生における事故死の前日の女子会の様子は1話の再放送かと思いましたが、麻美が着ている服の色が異なり、さらに同級生の玲奈(黒木華)が1話から映り込んでいたことがわかる比較のシーンには気付きがあって楽しかったです。このまま事故死から免れて長生きすれば良いのですが…。4話目からは日テレを舞台に展開されるので楽しみです。

 

1/22(日) テレビ朝日関ジャム 完全燃SHOW

年始の恒例企画「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」の前編を放送。2022年版は蔦谷好位置さん、いしわたり淳治さん、佐藤千亜妃さんが選びました。次々と紹介される若さと才能に溢れた新進気鋭のアーティストたちに圧倒されましたが、米津玄師「KICK BACK」や水曜日のカンパネラエジソン」といったヒット曲が流れたときは妙な安心感を覚えました。

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今年もこの企画に影響されてマイベスト10曲を選んでみました。私の場合はジャンルを問わず耳により残った順で選んでいます。次回(29日)紹介される御三方のベスト4に1曲でも入っていたら嬉しいです。

 

1/25(水) TBS「THE TIME,」

この日、デビュー25周年記念ベストアルバムの発売日を迎えたMISIAさんがゲスト出演。5:20と6:00のオープニングではMISIAさん自ら番組テーマ曲の「おはようユニバース」をピアノで生演奏し、7:00にはシマエナガダンスを。さらにトレンドコーナーではMCの安住紳一郎アナウンサーに自身のトレンドを聞かれてアルバムの宣伝をぶっこむなど、朝からMISIAさんの意外な一面が見られました。とても明るい方です。

 

1/25(水)深夜 ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」※ネタバレ含む

 

今週はトム・クルーズトム・ハンクスに間違えたリアクションメールがきっかけでトム・ハンクスに関するネタメールが次々と来てしまったり、佐久間さんが簡単な報告を意味する"ブリーフィング"をずっと"グリーティング"に言い間違えていたエピソードを話したり、「企画書は甘いラブレター」で寿限無をすべて受験関連でもじったネタが採用されたり、1時間半すべて聴きどころの回で面白かったです。また、来月放送のANN55時間SPの顔ぶれが発表されたことにちなみ、佐久間さんが選曲した4曲がすべて歴代パーソナリティの楽曲でした(aikoKing Gnu(井口理)→ゆず→電気グルーヴ)。個人的には神回です。

 

特集

今週、テレビっ子の自分としては大変気がかりなニュースが伝えられました。

私がレコーダーのHDDに保存した番組をダビングするときにいつも使っているパナソニックの録画用ブルーレイディスクが、市場規模の縮小を理由に来月で生産を完了することを発表。後継品も無いとのことです。「笑っていいとも!」のグランドフィナーレや平成最後の「NHK紅白歌合戦」も、エラーの少ないパナソニック製品で保存してきただけに衝撃です。

さらにKADOKAWAテレビ情報誌「週刊ザテレビジョン」を3月1日発売号で休刊することを発表。こちらは「月刊ザテレビジョン」に統合されるのでまだ希望は持てますが、発行部数と実売でテレビ誌のトップを行く王者の決断には驚きです。ただ、自分はダイヤモンド社の「TVステーション」(隔週刊)を主に買ってるのと、近年は年末年始にしかテレビ誌を買ってないので後ろめたさがあります。

いずれも業界トップクラスの企業の判断は競合他社に影響を与えざるを得ません。特にブルーレイディスクは私にとって生活必需品なので、パナソニックと同じぐらいエラーの少ないソニーが今後も生産し続けることを願いたいです。

 

編集後記

フジテレビで今月9日からお昼のバラエティ番組「ぽかぽか」が始まったもののなかなか見る時間が無く、ゲストが爆笑問題だった24日火曜の放送でようやく見ました。「笑っていいとも!」以来約9年ぶりとなる平日昼の生放送ではしゃぎまくる太田光さんにMCのハライチはタジタジ。田中裕二さんは牛肉を300gカットする企画でニアピンを出してご満悦でした。番組の端々に「いいとも」と「ライオンのごぎげんよう」の空気感を彷彿とさせる新番組が長続きしますように。

 

では、今週はこんなところです。

No.077 小さな幸せ

2023年1月14日~20日

 

今週の収穫ピックアップ

1/14(土) オールナイトニッポン×ガチャガチャの森 ミニチュアラジオブース

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昼前に水戸駅南口のオーパへ。昨年末から販売されているニッポン放送の深夜番組「オールナイトニッポン」と協賛スポンサーのガチャガチャの森がコラボしたミニチュアラジオブースを5回だけ回して全4種コンプリートできました。同局の技術部監修だけあって1つ1つがとてもリアル。カフと呼ばれるマイクのスイッチのレバーを上げ下げする夢がこれで叶えられました。ショーケースに入れて大切にしていきたいです。

昨年夏に手に入れたAKRacingのガチャと並べればより雰囲気が出ます

タモリオールナイトニッポン

ドラえもんオールナイトニッポン

 

なお、この日はスーパーの買い物で合計金額777円とお釣り555円を出し、宝くじ売り場で買ったスクラッチで3枚中2枚当たりを出す(ただし回収できず)など、何かとツイてる1日でした。

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1/14(土) TBS「情報7daysニュースキャスター

昨年末まで休養していた中居正広さんがこの日復帰後初めて「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の収録に臨み、生放送の約30分前にMCの安住紳一郎アナウンサーが本番終了後の中居さんに直撃。 「金スマ」や「音楽の日」で共演しているが中居さんと安住さんはここでも息の合ったの掛け合いで、中居さんが「俺死ぬと思ったろ?」と冗談を飛ばしていてとても元気そうでした。50代に突入しても変わらぬ明るいキャラクターで…

 

1/16 (月) モスバーガー 一頭買い黒毛和牛バーガー

※数量限定
※各店在庫切れで販売終了

コインランドリーの待ち時間に近くのモスに寄り、昨年末から販売されているバーガーをようやく食べました。とても肉々しい和牛パティは口の中で脂のうまみが広がり、特製のテリヤキソースとの相性も良く、これで税抜690円はコスパが良すぎます。各店なくなり次第終了の商品なのでお早めに。

 

1/16(月) 関西テレビ「罠の戦争」初回 ※ネタバレ含む

草彅剛さん主演の「戦争シリーズ」第3弾。主人公の議員秘書・鷲津の中学生の息子・泰生(白鳥晴都)が転落事件で意識不明の重体に。そこに秘書を担当している大臣・犬飼(本田博太郎)がお見舞いに現れ、何を言うかと思ったら「事故にしてくれ」と土下座…ここから鷲津の復讐劇が始まります。本田さんや高橋克典さん、岸部一徳さんといった豪華キャスト。さらに前期の「エルピス」でもみられたカンテレドラマ特有のドス黒さも。草彅さんにとって「SMAP×SMAP」以来6年ぶりとなる月10枠での華麗なる逆襲に注目したいです。

 

1/17(火)深夜 ニッポン放送星野源オールナイトニッポン

昨年秋に源さんが手掛けたANNの55周年ジングルに"MC waka"ことオードリーの若林正恭さんのラップが入ったジングルが追加。若林さんのリリックにはANNの歴代パーソナリティの名前が入っており、「花咲く待つ長い夜」は佐久間宣行さんとDJ松永さんのダブルミーニングで痺れます。火曜と土曜の担当者の才能が詰まった数十秒間です。

 

1/18(水) TBS「水曜日のダウンタウン

ゲームに勝てばタバコを吸って即帰宅できる「愛煙家対抗 負け残りタバコ我慢対決」を放送。ロケバスでの移動中も禁煙だった参加者たちは勝利のタバコのために必死で、ゲームで不利な状況になった牧野ステテコさんは阿鼻叫喚し、パンサーの尾形貴弘さんはタバコを吸って目がバッキバキ。番組前半の「身代わり数珠つなぎカラオケ」を含めて人間まる出しの回でした。非喫煙者でよかった…

 

1/18(水) テレビ東京「あちこちオードリー」

芸能人たちが実体験で得た芸能界での教訓を語る人気企画「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう!」を放送。藤本美貴さん、どぶろっく、ウエストランドの井口浩之さんが一般社会にも通用しそうな教訓を披露するなか、伊集院光さんは「本当のことだけでテレビには出られないが、まるっきりの嘘だけはやめておけ」と冒頭から金言を。落語家時代の師匠である六代目三遊亭円楽さんから言われた「自分が好きな事に少しの社会性を持たせる」もかなり深く、私も人生の教訓にしたい言葉でした。

 

特集 ※ネタバレ含む

今月8日から日本テレビで放送されているドラマ「ブラッシュアップライフ」は、安藤サクラさん演じる交通事故で死んだ主人公の麻美が来世も人間に転生するために徳を積む2周目の人生を脚本のバカリズムさんが描くコメディファンタジーで、10日火曜にTVerで2話一気に見るほどハマっています。

1話目は大人の魂のままで当時0歳の1989年からスタート。幼稚園児の先生と不貞行為に及ぼうとしているクラスメートの父親に警告をポケベルで送るために公衆電話に入ったものの背が小さくて届かず。そこで麻美が当時の分厚い電話帳(タウンページ)を踏み台代わりにして番号をかけることに成功するストーリーに様々な時代背景が浮かびます。

2話目は1997年の小学生時代から。成長するにつれ登場人物が「トリビアの泉」や「爆笑レッドカーペット」が流行らせたフレーズを真似たり、小学生の時点では「ジャスコ」だった商業施設が時が経つにつれ「イオン」に変わっていることに反応しました。自分が主人公と4歳しか違わないため、今までよく分かってない感情だった「エモい」がこのドラマによって具現化されました。

とにかくアラサー世代にささるドラマですが、今月22日放送の3話目の予告では早くも交通事故の2周目に。麻美の公務員時代の同僚が着ていたパーカーの英文は何かを匂わせているのかもしれません。あと2か月余りの展開、そして毎回変わるエンディング曲に注目です。

初回も2話もTVerでまだ見られます(21日正午時点)。

 

編集後記

16日月曜深夜、ニッポン放送Creepy Nutsオールナイトニッポン」が3月をもって終了することが発表されました。2018年4月に火曜2部(ANN0)で始まって足掛け5年。昨年4月から月曜1部に昇格しましたが、2人の働き方改革と音楽活動への専念で苦渋の決断となりました。売れっ子が故の苦悩はANNの宿命ともいうべき死活問題。ときたま録音あるいは休止になる火曜1部の星野源さんは理想的な維持方法なのかもしれません。R-指定さんとDJ松永さんによる放課後の会話の雰囲気を最終回まで楽しませてほしいです。


では、今週はこんなところです。

No.076 はじめての○○

2023年1月7日~13日号

 

今週の収穫ピックアップ

1/7(土) 日本テレビ「はじめてのおつかい」

昨今はNetflixを通じて海外でも反響を呼んでいるドキュメントバラエティ。この前に放送されていた「満天☆青空レストラン」の茨城回の流れで久々に見ましたが、おつかい中にアクシデントが発生しても前向きな子どもたちの健気さに心を動かされました。地方の特色や原風景を感じるカット、昨年秋に他界した近石真介さんの軽妙であたたかいナレーションも見どころです。見逃し配信は14日18:59まで。

 

1/7(土) BS日テレ古舘伊知郎のいまさら昭和 ~愛すべき愛しき日々~」

MCの古舘さんとゲストの爆笑問題が昭和時代の思い出を語る特番で、VTRを挟まずに2時間もトークが展開されていました。古舘さんは昭和のテレビマンや「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ)の裏話、田中裕二さんは昭和歌謡沢田研二さんにサインをもらった話、太田光さんは向田邦子さんの作品や人としての魅力、アシスタントの市川紗椰さんはちあきなおみさんの曲をそれぞれ熱く語っていました。初めて知ったエピソードもたくさんあって面白かったです。見逃し配信は14日23:59まで。

 

1/7(土) TBS「情報7daysニュースキャスター

MCの安住紳一郎アナウンサーが新型コロナウイルス感染のため、三谷幸喜さんが単独でMCを務めました。初めての司会にかなり緊張した様子でフリップを持つ手も震えていましたが、前番組「ブロードキャスター」でMC経験のあるコメンテーターの三雲孝江さんやニュース担当で呼ばれた日比麻音子アナウンサーのサポートもあって無事に生放送を終えました。なお、安住さんは10日火曜の「THE TIME,」で復帰しています。

 

1/8(日) フジテレビ「千鳥の鬼レンチャン」

昨年11月以来の放送となる今回は3時間SP。前回出演時から約30kgのダイエットに成功した華原朋美さんはまるで別人のよう。成績が悪くて出禁を食らっていた徳永ゆうきさんは悲願の鬼レンチャンを狙います。さらにほいけんたさんのカラオケでは裏声で大笑い。コア視聴率で同時間帯トップを獲るほどの神回でした。

 

1/10(火)深夜 ニッポン放送堀内健出川哲朗オールナイトニッポン

2年ぶり7回目の今回はホリケンさんがテレビ朝日の「ホリケンのみんなともだち」との裏被り回避で出川さん初の単独パーソナリティになった時間があり、何度も噛んだり無音の時間があったりで本人もリスナーも緊張する20分間でした。提供読みで出川さんが「ガチャガチャの森?!」と疑問形で読み上げたときはラジオの前で大笑いしました。今回も無邪気なおじさんたちの楽しい時間が流れたANN、またいつか。

 

特集

13日金曜、日本テレビが今年3月で終了する情報番組「スッキリ」「バゲット」の後継として「DayDay.」を開始することを発表しました。放送時間はスッキリよりも1時間遅い9:00~11:10(金曜は10:25終了)で、8時台は「ZIP!」の拡大に充てることも同時に発表されています。スッキリに14年にわたり出演している天の声さんの"親友"として知られる山里亮太さん(南海キャンディーズ)のMC就任は胸熱です。

この情報が解禁される前、日テレ系列局の山梨放送(YBS)が元日付の山梨日日新聞に「この春、YBSテレビは朝を変える。」と予告した全面広告を掲載。この予告は、8時以降にスッキリではなくテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」をネットしているYBSがZIPの8時台とDayDayのネットに切り替えるというもので、これまで60年近くテレ朝の歴代の朝ワイドショーを放送してきたYBSにとって歴史的な改編です。

また、YBSと同じくモーニングショーをネットしている福井放送(ANNとのクロスネット局)、フジテレビの「めざまし8」をネットしているテレビ大分(FNNとのクロスネット局)の動向、さらにはYBSが土曜日もテレ朝系の「朝だ!生です旅サラダ」(ABCテレビ)から日テレ系の「ウェークアップ」(読売テレビ)に切り替えるのかも放送マニアとして気になるところ。改編という春の足音が早くも聞こえています。

 

編集後記

12日木曜、会社の帰りに丸亀製麺で俺たちの豚汁うどんを食べました。豚汁にしては濃厚な味噌スープで、隠し味のコチュジャンの辛味がいいアクセントになっていました。冬場に身も心も温かくなる一杯は今月下旬までの期間限定メニューなので、まだの方はお急ぎください。


では、今週はこんなところです。

No.075 初春の熱戦

2022年12月31日~2023年1月6日号

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読者の皆様、あけましておめでとうございます。私ノブユキは2023年12月に30歳を迎えます。20代でいられるのも残りわずかなので、様々なエンタメやライフイベントで最後の20代を充実した1年にしていきたいと思います。本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。

 

 

今週の収穫ピックアップ

12/31(土) NHK「第73回NHK紅白歌合戦

22年はオープニングがわりと簡素で、約1分半後にはトップバッターのSixTONESによる「Good Luck!」のパフォーマンスでした。前半で演歌と謎解き要素、アイドルと演歌のきつねダンスのコラボで不安になりました。しかし、後半は純烈・ダチョウ倶楽部有吉弘行さんが上島竜兵さんに捧ぐ「白い雲のように」、藤井風さんの世界観に引き込まれる「死ぬのがいいわ」、石川さゆりさんとオーケストラによる「天城越え」、桑田佳祐さん率いる同年代アーティストの豪華な面々で「時代遅れのRock'n'Roll Band」など、前半の不安要素が吹き飛ぶほどの名演に魅了されました。硬軟織り交ぜた演目こそ紅白の醍醐味かもしれません。

 

1/1(日・祝) NHK「あたらしいテレビ 2023」

21年から元日深夜に放送されている、この1年の"テレビ"について語る番組。23年はフジテレビの原田和実さん(代表作・ここにタイトルを入力)、テレビ東京の大森時生さん(Aマッソのがんばれ奥様ッソ!)、テレビ朝日の小山テリハさん(あのちゃんねる)といった各局の若手ディレクター、放送作家の竹村武司さん(魔改造の夜)、Aマッソの加納さんによる座談会が行われました。「テレビ終わったと言ってるのは40代以上」「面白いものに媒体は関係ない」など、敢えてこの時代に入社した局員たちの話が興味深く、みなさん向上心と独創性に溢れた方ばかりでテレビっ子として希望が持てる回でした。自分が見ていた「silent」や「エルピス」の話が出てきたことも嬉しかったです。

 

1/2(月・振休) 日本テレビ1億人の大質問!?笑ってコラえて!

新春4時間半SPの最初のコーナーは「明けましておめでとうございます!察してくださいよ~の旅」。新春特番の収録が年明け前に行われるように、街頭インタビューでも年が明けた体で今年(23年)の正月は何をして過ごしたかを答えてもらうクレイジーな企画でした。9月17日に行ったインタビューはさすがに早すぎます。開始から25年以上経っても新企画を生み出す笑コラの伸びしろを感じました。

 

1/2(月・振休) テレビ朝日とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」

とんねるずと芸能人が各スポーツの現役アスリートと対決する新春恒例特番。23年は卓球対決で水谷豊さん、ゴルフ対決で小栗旬さんと例年以上に豪華な面々でした。私はいつもリアル野球BANを楽しみに見ているのですが、今回はプロ野球選手を引退したばかりの杉谷拳士さんが2年ぶりに登場。石橋貴明さん率いる石橋ジャパンの一員として、相手への挑発やお茶目なパフォーマンスは健在でした。延長3回裏でサヨナラホームランのチャンスとなった打席ではボールがファインプレーのゾーンに当たってしまい敗北を喫してしまうのも、なんとも杉谷さんらしい展開でした。プロ引退後も毎年出演してほしいです。

 

1/2(月・振休) 関西テレビ千原ジュニアの座王

恒例の新春SPが2年連続で全国放送。メンチ対決でR藤本さんらに「小物顔」と弄られてしまった今田耕司さんが審査委員長を務めました。セルライトスパ大須賀健剛さんのストリートミュージシャンネタ、ナダルさんの同級生にまつわる1分トークなどが面白かったですが、なかでもアルコ&ピースの平子祐希さんとすゑひろがりずの三島達矢さんの快進撃が続き、ついにこの2人による決勝戦。しかし、両者とも大スベリで泥仕合に…衝撃の展開で忘れられない回となりました。同局系のさんまのまんま、お笑いオムニバスGP(フジテレビ制作)とともに新年2日目の定番となってほしいです。

 

1/5(木) NHKNHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 Playing the Piano in NHK

現在も闘病を続けている"教授"こと坂本龍一さんがNHKのスタジオで「ラストエンペラー」「シェルタリング・スカイ」「戦場のメリークリスマス」などをピアノソロで演奏。だいぶ痩せ細った姿になっていましたが、哀愁漂う音色を奏で、口元が緩んで少し笑みを浮かべる教授が印象的でした。闘病中に考えたこと、「音と音の響きを楽しむためにわざとゆっくり弾いている」といった話が聞けるインタビューも貴重でした。「生きているうちは音楽を続ける」とも語っており、音楽家としての情熱を絶やさない教授のこれからに期待したいです。

 

特集

BSJapanextがABCテレビと共同制作しているクイズ番組「パネルクイズ アタック25 Next」が大晦日・元日・1月2日に特別番組を3日連続で放送。大晦日は年間チャンピオン大会、元日は芸能人大会でしたが、2日月曜は地上波時代を含む47年の歴史で初となる「アタック100」。何も聞かされていなかった各チーム4人の大学生クイズ研究会が収録時間5時間の熱戦を繰り広げました。

まずは縦6枚×横6枚の「アタック36」として、中央に各色1枚ずつ配した状態でスタート。通常の「アタック25」と同じスタイルの問題、正解すれば次に獲得して有利になるパネルを消すことができる定番ルール「アタックチャンス」を経て、赤の早稲田大学がトップに輝きました。

これで終わりと思いきや、周囲にパネルが増えて8×8の「アタック64」がスタート。出題される問題がすべて「地域創生ふるさとクイズ」で、各パネルに書かれたジャンルを指定し、正解したらそのパネルを獲得できるルールでした。さらに、正解すれば他の色のパネルをその場で変えることができる「アタックチェンジ」も導入。このアタック64では青の京都大学がトップに輝きました。

さらにそこからパネルが増えていよいよ10×10の「アタック100」に。2度3度のドッキリ展開に解答者全員唖然とした表情でした。パネルがあまりにも多いためアタッチャンスが2回あり、1回目のアタックチャンスまでは1問で2つの答えがあるクイズに正解してパネルを2枚獲得できる特別ルールだったため、正解する度にパネルの色が10枚ほど変わって全く読めない展開となりました。合計5時間に及ぶ熱戦の末、青の京都大学が優勝し、ジャパネットクルーズで行く日本一周10日間の旅がかかった最終問題も正解して有終の美を飾りました。赤と青と共に熱戦を繰り広げた緑のお茶の水女子大学白の東京大学にも拍手を送りたいです。

様々な特別ルールにより2時間半飽きさせない工夫も感じられた「アタック100」は地上波時代では考えられない企画で、22年春からBS開局でアタック25を半年ぶりに復活させたジャパネットたかたには番組ファンとして感謝しかありません。23年も日曜午後のパネル争奪戦を楽しみたいです。

 

なお、アタック100は8日日曜の13:25から再放送予定で、公式アプリ「つながるジャパネット」でも配信されています。

 

編集後記

2023年8月28日に開局70周年を迎える日本テレビが記念ロゴを作成し、元日未明の「笑って年越し!」のエンドクレジットで初登場となりました。

キャッチコピーは「超える。超え続ける。」。数字の0を模した日のロゴから7のような矢印が右肩上がりに伸びるデザインで、イメージカラーは古希祝いにちなんでを制定しています。2月1日にはNHKがテレビ放送70周年。今では数多くの番組が配信でも見られる時代ですが、テレビ局がどのような変化を遂げていくかを見守っていきたいです。

 

では、今週はこんなところです。

No.074 希望

2022年12月24日~30日号


今週の収穫ピックアップ

12/25(日) TBSラジオ爆笑問題の日曜サンデー

 

この1年でTBS・JRN系列局の番組で起きたハプニングを紹介する「TBSラジオ珍プレー好プレー大賞」を開催。単なる言い間違いに留まらず、生島ヒロシさんのスマホが突然喋り出したり、滝沢カレンさんの会話の相槌があまりにも早すぎたり、沖縄RBCiラジオのアナウンサーはとんだ勘違い…今年もたくさんのハプニングで笑いました。

16時台には伊集院光さんが登場。今年起きた「伊集院光とらじおと」の終了や師匠の三遊亭円楽さんの逝去を経ての心境、さらに落語の"間"の魅力とエンタメやTwitterにまつわるトークは必聴です。


12/25(日) TBS「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2022」

さんまのSUPERからくりTV」の人気コーナー「ご長寿早押しクイズ」を派生させた年末恒例特番。ご長寿の解答が他のご長寿が被せるようにどんどん違う言葉になっていく、まるで「クイズ☆正解は一年後」のような大喜利クイズ状態になるくだりが例年以上に多くてめちゃくちゃ笑いました。ご長寿が若い頃の自分にメッセージを送るビデオレターのコーナー含め、今年も最高のシニアバラエティでした。

 

12/25(日)深夜 フジテレビ「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2022」

今年は編成上の都合でクリスマスイブではなくクリスマスの深夜(26日の未明)に生放送。子供と一緒にパトカーに向けて手を振ったら無銭飲食で捕まった夫か乗っていた、40歳の誕生日に廃業を告げられた勤め先がサクマ式ドロップス佐久間製菓などなど、今年も意表を突く不幸話が続々。たくさんの豪華賞品や「おいくつで?」→「○○歳を行ったり来たり」といったお約束は今でも健在。これからもクリスマスを寂しく過ごす人のための番組であってほしいです。

 

12/26(月) 関西テレビ「エルピス -希望、あるいは災い-」最終回

ここまで感情を揺さぶられた社会派ドラマは初めてかもしれません。冤罪の可能性がある殺人事件のを主軸に、警察・司法・政治・そしてテレビ局の闇を最後までストレートに描かれていて圧倒的でした。最終話は浅川(長澤まさみ)と岸本(眞栄田郷敦)、浅川と斎藤(鈴木亮平)の対峙が見どころで、終盤はこれまでの集大成ともいえる展開でした。配信全盛の時代にこれだけ骨太のドラマが地上波でまだまだ作れることの希望、あらゆるクレームに屈することなく完走したキャスト・スタッフ・そしてカンテレに感謝したいです。f:id:doorknobsmz:20221230070555j:image

劇中で浅川が牛丼を美味しそうに食べていたので、オンエア翌日の昼に私も食べました。松屋のあたま大盛は肉をより多く食べたい方におすすめ。自ずとつゆだくになるご飯も最高です。

 

12/27(火) 中京テレビ「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

今回は4時間SP。名古屋発でGP帯ぶっ通しはおそらく史上初。歌舞伎座の近くにあるたまごサンドの店、店の外で店主が踊るたこ焼き屋、さらにハワイの巨大サンドやフライドライスの店のロケで圧倒的でしたが、最後は92歳の"仙人"が炊いた銀シャリ塩むすびというシンプルな料理で魅了されました。来年もたくさんのお店や人を発掘してほしいです。

 

12/28(水) TBS「ゴールデンラヴィット!」

MCとラヴィットファミリー総勢50名が一堂に会する初の年末特番。同局のBスタジオに巨大な雛壇、向かい合わせるようにMC席と大型モニターが設置され「オールスター感謝祭」さながらの雰囲気でした。今年の最も忘れられないラヴィット(MWL)トップ10を主軸に朝の放送でお馴染みの企画やゲームが盛りだくさん。サンボマスターと嶋佐OASISの生演奏は感動的です。生バラエティで近年稀に見る熱狂ぶりは、この番組をファンでよかったと思える3時間でした。来年は"うさぎ年"。さらなる飛躍を願います。

MWLの30位から11位は当日朝に振り返り。MCの麒麟川島明さんは夜の生放送に備えて休みをとり、前日に突然指名された相席スタートの山添寛さんが代行。オープニングではかなり緊張した面持ちでした。

 

12/30(金) TBS「クイズ☆正解は一年後 2022」

クイズ☆タレント名鑑」から派生した、今年起こる出来事を予想して年末の生放送に答え合わせする深夜の生特番が10回目。予想クイズでは大喜利と化したりカンニングが横行。企画では千円札で年末ジャンボ、高速道路のパーキングエリアに出演者がカバーしたTHE BLUE HEARTSのカバーアルバムを売る、番組のInstagramを一般女性に運営させて出演者に特定させるなど、今年も何が起こるか分からないワクワク感があって楽しかったです。有吉チームの強さと意地汚さも相変わらずで笑いました。年末の総決算とも言うべき番組、来年以降も続いてほしいです。

 

特集

2022年にレギュラー放送が開始されたテレビ番組の個人的ベストテンを作成しました。1位には圧倒的スケールを維持して1年を駆け抜けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を選びました。ランキングの特徴として、2位・4位・7位に社会派ドラマがランクインしており、政治・社会・世間への風刺や皮肉が込められたコンテンツを多く見て混沌とした日本社会への危機感をドラマでも覚える1年でした。また、今年はフジテレビの番組が数多くランクイン。社長交代や「silent」のヒットで士気が上がっている、かつての民放の雄が翌年さらに飛躍するかどうか注目したいです。

 

さいごに

2022年も当ブログをお読みいただきありがとうございました。昨年末に突然ブログを書く気力が無くなり閉鎖も考えていましたが、Twitterで相互フォロワーのせかもりさんが私の代わりにブログに力を入れるようになり、これに触発される形で継続を決めました。今年もテレビ・ラジオを中心に多くのエンタメを取り上げることができたのは読者のみなさん、そしてせかもりさんのおかげです。2023年も読者の方にとっても"収穫"になるような1週間のエンタメを紹介していきます。


では、今週はこんなところです。よいお年を!