ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

No.075 初春の熱戦

2022年12月31日~2023年1月6日号

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読者の皆様、あけましておめでとうございます。私ノブユキは2023年12月に30歳を迎えます。20代でいられるのも残りわずかなので、様々なエンタメやライフイベントで最後の20代を充実した1年にしていきたいと思います。本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。

 

 

今週の収穫ピックアップ

12/31(土) NHK「第73回NHK紅白歌合戦

22年はオープニングがわりと簡素で、約1分半後にはトップバッターのSixTONESによる「Good Luck!」のパフォーマンスでした。前半で演歌と謎解き要素、アイドルと演歌のきつねダンスのコラボで不安になりました。しかし、後半は純烈・ダチョウ倶楽部有吉弘行さんが上島竜兵さんに捧ぐ「白い雲のように」、藤井風さんの世界観に引き込まれる「死ぬのがいいわ」、石川さゆりさんとオーケストラによる「天城越え」、桑田佳祐さん率いる同年代アーティストの豪華な面々で「時代遅れのRock'n'Roll Band」など、前半の不安要素が吹き飛ぶほどの名演に魅了されました。硬軟織り交ぜた演目こそ紅白の醍醐味かもしれません。

 

1/1(日・祝) NHK「あたらしいテレビ 2023」

21年から元日深夜に放送されている、この1年の"テレビ"について語る番組。23年はフジテレビの原田和実さん(代表作・ここにタイトルを入力)、テレビ東京の大森時生さん(Aマッソのがんばれ奥様ッソ!)、テレビ朝日の小山テリハさん(あのちゃんねる)といった各局の若手ディレクター、放送作家の竹村武司さん(魔改造の夜)、Aマッソの加納さんによる座談会が行われました。「テレビ終わったと言ってるのは40代以上」「面白いものに媒体は関係ない」など、敢えてこの時代に入社した局員たちの話が興味深く、みなさん向上心と独創性に溢れた方ばかりでテレビっ子として希望が持てる回でした。自分が見ていた「silent」や「エルピス」の話が出てきたことも嬉しかったです。

 

1/2(月・振休) 日本テレビ1億人の大質問!?笑ってコラえて!

新春4時間半SPの最初のコーナーは「明けましておめでとうございます!察してくださいよ~の旅」。新春特番の収録が年明け前に行われるように、街頭インタビューでも年が明けた体で今年(23年)の正月は何をして過ごしたかを答えてもらうクレイジーな企画でした。9月17日に行ったインタビューはさすがに早すぎます。開始から25年以上経っても新企画を生み出す笑コラの伸びしろを感じました。

 

1/2(月・振休) テレビ朝日とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」

とんねるずと芸能人が各スポーツの現役アスリートと対決する新春恒例特番。23年は卓球対決で水谷豊さん、ゴルフ対決で小栗旬さんと例年以上に豪華な面々でした。私はいつもリアル野球BANを楽しみに見ているのですが、今回はプロ野球選手を引退したばかりの杉谷拳士さんが2年ぶりに登場。石橋貴明さん率いる石橋ジャパンの一員として、相手への挑発やお茶目なパフォーマンスは健在でした。延長3回裏でサヨナラホームランのチャンスとなった打席ではボールがファインプレーのゾーンに当たってしまい敗北を喫してしまうのも、なんとも杉谷さんらしい展開でした。プロ引退後も毎年出演してほしいです。

 

1/2(月・振休) 関西テレビ千原ジュニアの座王

恒例の新春SPが2年連続で全国放送。メンチ対決でR藤本さんらに「小物顔」と弄られてしまった今田耕司さんが審査委員長を務めました。セルライトスパ大須賀健剛さんのストリートミュージシャンネタ、ナダルさんの同級生にまつわる1分トークなどが面白かったですが、なかでもアルコ&ピースの平子祐希さんとすゑひろがりずの三島達矢さんの快進撃が続き、ついにこの2人による決勝戦。しかし、両者とも大スベリで泥仕合に…衝撃の展開で忘れられない回となりました。同局系のさんまのまんま、お笑いオムニバスGP(フジテレビ制作)とともに新年2日目の定番となってほしいです。

 

1/5(木) NHKNHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 Playing the Piano in NHK

現在も闘病を続けている"教授"こと坂本龍一さんがNHKのスタジオで「ラストエンペラー」「シェルタリング・スカイ」「戦場のメリークリスマス」などをピアノソロで演奏。だいぶ痩せ細った姿になっていましたが、哀愁漂う音色を奏で、口元が緩んで少し笑みを浮かべる教授が印象的でした。闘病中に考えたこと、「音と音の響きを楽しむためにわざとゆっくり弾いている」といった話が聞けるインタビューも貴重でした。「生きているうちは音楽を続ける」とも語っており、音楽家としての情熱を絶やさない教授のこれからに期待したいです。

 

特集

BSJapanextがABCテレビと共同制作しているクイズ番組「パネルクイズ アタック25 Next」が大晦日・元日・1月2日に特別番組を3日連続で放送。大晦日は年間チャンピオン大会、元日は芸能人大会でしたが、2日月曜は地上波時代を含む47年の歴史で初となる「アタック100」。何も聞かされていなかった各チーム4人の大学生クイズ研究会が収録時間5時間の熱戦を繰り広げました。

まずは縦6枚×横6枚の「アタック36」として、中央に各色1枚ずつ配した状態でスタート。通常の「アタック25」と同じスタイルの問題、正解すれば次に獲得して有利になるパネルを消すことができる定番ルール「アタックチャンス」を経て、赤の早稲田大学がトップに輝きました。

これで終わりと思いきや、周囲にパネルが増えて8×8の「アタック64」がスタート。出題される問題がすべて「地域創生ふるさとクイズ」で、各パネルに書かれたジャンルを指定し、正解したらそのパネルを獲得できるルールでした。さらに、正解すれば他の色のパネルをその場で変えることができる「アタックチェンジ」も導入。このアタック64では青の京都大学がトップに輝きました。

さらにそこからパネルが増えていよいよ10×10の「アタック100」に。2度3度のドッキリ展開に解答者全員唖然とした表情でした。パネルがあまりにも多いためアタッチャンスが2回あり、1回目のアタックチャンスまでは1問で2つの答えがあるクイズに正解してパネルを2枚獲得できる特別ルールだったため、正解する度にパネルの色が10枚ほど変わって全く読めない展開となりました。合計5時間に及ぶ熱戦の末、青の京都大学が優勝し、ジャパネットクルーズで行く日本一周10日間の旅がかかった最終問題も正解して有終の美を飾りました。赤と青と共に熱戦を繰り広げた緑のお茶の水女子大学白の東京大学にも拍手を送りたいです。

様々な特別ルールにより2時間半飽きさせない工夫も感じられた「アタック100」は地上波時代では考えられない企画で、22年春からBS開局でアタック25を半年ぶりに復活させたジャパネットたかたには番組ファンとして感謝しかありません。23年も日曜午後のパネル争奪戦を楽しみたいです。

 

なお、アタック100は8日日曜の13:25から再放送予定で、公式アプリ「つながるジャパネット」でも配信されています。

 

編集後記

2023年8月28日に開局70周年を迎える日本テレビが記念ロゴを作成し、元日未明の「笑って年越し!」のエンドクレジットで初登場となりました。

キャッチコピーは「超える。超え続ける。」。数字の0を模した日のロゴから7のような矢印が右肩上がりに伸びるデザインで、イメージカラーは古希祝いにちなんでを制定しています。2月1日にはNHKがテレビ放送70周年。今では数多くの番組が配信でも見られる時代ですが、テレビ局がどのような変化を遂げていくかを見守っていきたいです。

 

では、今週はこんなところです。