ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

まるで3年前

コロナ禍の始まりから3年が経った。規制が緩和されて人や社会の流れが戻ってきた。自分は今も外出時マスク着用だが、テレビで出演者同士の間隔が狭くなったり、しばらくできなかったロケ企画の再開で規制緩和を実感する。

 

そんな夏の日の夕方、タレントの自死が伝えられた。かつてバラエティ番組にて明るいキャラクターで振る舞っていただけに悲しい。それが原因とは断定されてないが、生前にTwitterで受けた誹謗中傷への批判が強まり、誹謗中傷の連鎖反応も起きてしまった。

 

誹謗中傷は良くないの風潮が高まるのはいいこと。ただ、自分は違和感を覚えた。3日前にミュージシャンがラジオでの発言で叩かれたのをもう忘れたのかと。放送前から渦中の人物だったが故の火に油を注ぐような発言かもしれないが、やってることは変わらない。その時から誹謗中傷への批判を強めるべきだったのでは。

 

この光景、3年前と重なる。リアリティショーでヒールを演じていたタレントが視聴者からの誹謗中傷が原因で自死したことがあった。この時も中傷は良くないの風潮が高まったが、約1か月前に深夜ラジオで失言したお笑い芸人が叩かれていたときに言ってほしかったと。リスナーの自分が聞いても失言だったが、この芸人は過去に精神的な病で休養している。そんな人間へのバッシングは異常だ。

 

喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうのが世間。ほとぼりが冷めて再び議論が巻き起こってしまう前に、これからもSNSで誹謗中傷に加担しないようにしたい。そういえば、夏の音楽特番の裏で俳優の自死が伝えられたのも3年前だった。