ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

No.074 希望

2022年12月24日~30日号


今週の収穫ピックアップ

12/25(日) TBSラジオ爆笑問題の日曜サンデー

 

この1年でTBS・JRN系列局の番組で起きたハプニングを紹介する「TBSラジオ珍プレー好プレー大賞」を開催。単なる言い間違いに留まらず、生島ヒロシさんのスマホが突然喋り出したり、滝沢カレンさんの会話の相槌があまりにも早すぎたり、沖縄RBCiラジオのアナウンサーはとんだ勘違い…今年もたくさんのハプニングで笑いました。

16時台には伊集院光さんが登場。今年起きた「伊集院光とらじおと」の終了や師匠の三遊亭円楽さんの逝去を経ての心境、さらに落語の"間"の魅力とエンタメやTwitterにまつわるトークは必聴です。


12/25(日) TBS「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2022」

さんまのSUPERからくりTV」の人気コーナー「ご長寿早押しクイズ」を派生させた年末恒例特番。ご長寿の解答が他のご長寿が被せるようにどんどん違う言葉になっていく、まるで「クイズ☆正解は一年後」のような大喜利クイズ状態になるくだりが例年以上に多くてめちゃくちゃ笑いました。ご長寿が若い頃の自分にメッセージを送るビデオレターのコーナー含め、今年も最高のシニアバラエティでした。

 

12/25(日)深夜 フジテレビ「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2022」

今年は編成上の都合でクリスマスイブではなくクリスマスの深夜(26日の未明)に生放送。子供と一緒にパトカーに向けて手を振ったら無銭飲食で捕まった夫か乗っていた、40歳の誕生日に廃業を告げられた勤め先がサクマ式ドロップス佐久間製菓などなど、今年も意表を突く不幸話が続々。たくさんの豪華賞品や「おいくつで?」→「○○歳を行ったり来たり」といったお約束は今でも健在。これからもクリスマスを寂しく過ごす人のための番組であってほしいです。

 

12/26(月) 関西テレビ「エルピス -希望、あるいは災い-」最終回

ここまで感情を揺さぶられた社会派ドラマは初めてかもしれません。冤罪の可能性がある殺人事件のを主軸に、警察・司法・政治・そしてテレビ局の闇を最後までストレートに描かれていて圧倒的でした。最終話は浅川(長澤まさみ)と岸本(眞栄田郷敦)、浅川と斎藤(鈴木亮平)の対峙が見どころで、終盤はこれまでの集大成ともいえる展開でした。配信全盛の時代にこれだけ骨太のドラマが地上波でまだまだ作れることの希望、あらゆるクレームに屈することなく完走したキャスト・スタッフ・そしてカンテレに感謝したいです。f:id:doorknobsmz:20221230070555j:image

劇中で浅川が牛丼を美味しそうに食べていたので、オンエア翌日の昼に私も食べました。松屋のあたま大盛は肉をより多く食べたい方におすすめ。自ずとつゆだくになるご飯も最高です。

 

12/27(火) 中京テレビ「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

今回は4時間SP。名古屋発でGP帯ぶっ通しはおそらく史上初。歌舞伎座の近くにあるたまごサンドの店、店の外で店主が踊るたこ焼き屋、さらにハワイの巨大サンドやフライドライスの店のロケで圧倒的でしたが、最後は92歳の"仙人"が炊いた銀シャリ塩むすびというシンプルな料理で魅了されました。来年もたくさんのお店や人を発掘してほしいです。

 

12/28(水) TBS「ゴールデンラヴィット!」

MCとラヴィットファミリー総勢50名が一堂に会する初の年末特番。同局のBスタジオに巨大な雛壇、向かい合わせるようにMC席と大型モニターが設置され「オールスター感謝祭」さながらの雰囲気でした。今年の最も忘れられないラヴィット(MWL)トップ10を主軸に朝の放送でお馴染みの企画やゲームが盛りだくさん。サンボマスターと嶋佐OASISの生演奏は感動的です。生バラエティで近年稀に見る熱狂ぶりは、この番組をファンでよかったと思える3時間でした。来年は"うさぎ年"。さらなる飛躍を願います。

MWLの30位から11位は当日朝に振り返り。MCの麒麟川島明さんは夜の生放送に備えて休みをとり、前日に突然指名された相席スタートの山添寛さんが代行。オープニングではかなり緊張した面持ちでした。

 

12/30(金) TBS「クイズ☆正解は一年後 2022」

クイズ☆タレント名鑑」から派生した、今年起こる出来事を予想して年末の生放送に答え合わせする深夜の生特番が10回目。予想クイズでは大喜利と化したりカンニングが横行。企画では千円札で年末ジャンボ、高速道路のパーキングエリアに出演者がカバーしたTHE BLUE HEARTSのカバーアルバムを売る、番組のInstagramを一般女性に運営させて出演者に特定させるなど、今年も何が起こるか分からないワクワク感があって楽しかったです。有吉チームの強さと意地汚さも相変わらずで笑いました。年末の総決算とも言うべき番組、来年以降も続いてほしいです。

 

特集

2022年にレギュラー放送が開始されたテレビ番組の個人的ベストテンを作成しました。1位には圧倒的スケールを維持して1年を駆け抜けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を選びました。ランキングの特徴として、2位・4位・7位に社会派ドラマがランクインしており、政治・社会・世間への風刺や皮肉が込められたコンテンツを多く見て混沌とした日本社会への危機感をドラマでも覚える1年でした。また、今年はフジテレビの番組が数多くランクイン。社長交代や「silent」のヒットで士気が上がっている、かつての民放の雄が翌年さらに飛躍するかどうか注目したいです。

 

さいごに

2022年も当ブログをお読みいただきありがとうございました。昨年末に突然ブログを書く気力が無くなり閉鎖も考えていましたが、Twitterで相互フォロワーのせかもりさんが私の代わりにブログに力を入れるようになり、これに触発される形で継続を決めました。今年もテレビ・ラジオを中心に多くのエンタメを取り上げることができたのは読者のみなさん、そしてせかもりさんのおかげです。2023年も読者の方にとっても"収穫"になるような1週間のエンタメを紹介していきます。


では、今週はこんなところです。よいお年を!