ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

この流れを止めてよ

山下達郎が渦中の人物になったことがあっただろうか。

 

2023年7月1日、音楽プロデューサーの松尾潔が業務提携で在籍していたスマイルカンパニーを契約の途中で解除されたとTwitterで報告した。日刊ゲンダイの連載やラジオ番組で、ジャニー喜多川の性加害問題に絡めてジャニーズ事務所と社長の藤島ジュリー景子を批判したことが理由らしい。

 

そのツイートには「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」と。この一文がきっかけで達郎は炎上した。

 

ただ、6日に更新された松尾の連載では、達郎や妻の竹内まりやに直接聞いたわけでなく、弁護士を通じて賛成を確認したという。その前日にはスマイルがプレスリリースを出し、契約解除はあくまでも社長の小杉周水(Shusui)松尾の社内外での言動等を鑑みて判断したと主張していた。

 

そして9日、TOKYO FM山下達郎のサンデー・ソングブック」の中盤で達郎本人によるメッセージが放送された。松尾とはしばらく会ってない、小杉に契約解除を促してないと明言。さらには数々の所属アイドルに楽曲を提供してきたジャニーズに忖度はしていない、ジャニーの性加害は許されないが彼とのご縁や御恩は忘れないことと社会的な性加害とは別の問題と語った。

 

松尾のツイートの時点で達郎に対して「失望した」「ファンやめる」「もう聴かない」の声に溢れていたが、達郎が発言してからもTwitterでは非難轟々。自分も松尾の契約解除とジャニーの性加害には許し難いのスタンスである。

 

しかし、自分も知りたいところだった"達郎がスマイルの方針に賛成したプロセス"が松尾からも達郎からも小杉からも明かされてない時点で「山下達郎ジャニー喜多川の性加害を擁護している」と拡大解釈した意見には怒りを覚えた。元はと言えば社内の問題を有耶無耶にしてメディアに圧力を加えてきたジャニーズのせいだ。おまけにキャンセル・カルチャーも達郎にも降りかかってるじゃないか。達郎を責めただけですべての問題が解決するわけない。正直、松尾のツイートによる巻き込み事故としか思えない。

 

一部の相互フォロワーが達郎のアンチであったことが明るみに出たりと、達郎ファンとして肩身の狭い日々だった。きっとまだまだ続くだろう。ねえお願い、この流れを止めてよ。