ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

太田への中傷と世間への警鐘

2022年9月13日深夜にTBSラジオで放送された「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」は、2人のこんな掛け合いから始まった。

 

田中裕二「どうもみなさんこんばんは、爆笑問題田中裕二です」

太田光「お前大丈夫なの?」

田中「何が?」

太田「なんか田中裕二をテレビに出すなって、なんかハッシュタグで」

田中「いや俺は言われてないお前だろ言われてるの」

太田「あっ俺か!(笑)」

 

 

事の発端は、爆笑問題が出演しているTBSテレビ「サンデー・ジャポン」(サンジャポ)で、安倍晋三銃撃事件のきっかけとなった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の実態や、この団体と選挙協力などで関係を持った国会議員をめぐる動きに対するコメント。太田は「統一教会へのバッシングは安倍さんを銃撃した容疑者のテロ行為を正当化することにならないか」の旨で発言し、それ以降も統一教会批判に疑問を覚えるコメントを続け、Twitterでは「太田は統一教会を擁護している」といった批判が殺到。さらに「#太田光をテレビに出すな」のハッシュタグが作られ、トレンドの上位に入った。

 

太田は2021年にもサンジャポでの発言をめぐり批判を受けている。東京オリンピックの開会式制作メンバーだった小山田圭吾が1994年の雑誌のインタビューで障害者へのいじめを告白していたことが掘り起こされた件で、太田は「その時代の価値観を知りながら評価しないと難しい」と発言。所属事務所のタイタンには「小山田を擁護したお前も同罪」「太田さんには子供がいないから分からない」といった心ない意見が寄せられた。これを受けカーボーイで太田は、いじめは言語道断とした上で「本人の証言というひとつの立脚点だけで攻撃していいのか」「醜悪さを語るモンスターは俺の中にも潜んでいるし、あらゆる人は未熟で不完全で、残酷さを秘めていると思う」と発言している。

 

太田のニュースに対するコメントは、世間の風潮に流されずに自らが冷静に考えて意見するスタンスであると解釈している。小山田の件で展開された「少しでも擁護することが許されない人間になっている世界が危うい」「人が人を裁いていいもんじゃない」といった持論は、少しでも自分と違う意見を見聞きしただけでバッシングする世間への警鐘である。

 

太田を中傷するハッシュタグがラジオでネタされた翌日、タイタンが所属タレントへの誹謗中傷に刑事告訴を辞さない旨のプレスリリースを配信。これに対しても自らの中傷を正当化するユーザーのコメントがトップツイートに溢れていて絶望的だった。言論の自由が、言論の自由を受けている側の自分たちによっても壊してはならない。何かを批判するときも理性を失わずにコメントしていきたい。

No.058 バズツイートは突然に

【2022年9月3日~9日号】

みなさんどうも、ノブユキです。9月3日はドラえもんの誕生日。西暦2112年の誕生からちょうど90年前となる日に、かつて25巻限定で刊行された雑誌「ぼく、ドラえもん」の付録だった2005年から2112年までのカレンダーを撮ってTwitterに投稿したところ空前の大バズり。自分史上初めて1万リツイート、10万いいねを突破しました。

「私も持ってる」「孫の代まで受け継がれてほしい」「カレンダー屋が最も恐れたひみつ道具」といったリプをいただきましたが「紙の劣化が心配」という声も多く寄せられたので、これからは自室の棚で保管することにしました。

右下に映ってるグッズも「ぼく、ドラえもん」の付録だったエコバッグ

90年後もこのカレンダーが存在してますように…それでは目次をどうぞ。

 

今週の収穫ピックアップ

9/5(月) TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」

世の中のあらゆる専門の職業をフォーカスするコーナー「シェアオフィス ザ・専門」に今週は旅館タイトルシャウトマンの高尾清麻呂さんが登場。CMの最後に流れる旅館の名前をサウンドロゴのようにナレーションする仕事ぶりを語っていました。

…といった具合でロバートの秋山竜次さんが毎週何かの専門の人になりきって話す、いわば"クリエイターズ・ファイルラジオ"に今週からエコリングがスポンサーに。今後も新たな専門の人の登場が楽しみです。

 

9/5(月) フジテレビ「ネプリーグ」

今回は2時間SP。自作した問題をYouTubeなどで公開している知識集団・QuizKnockのメンバーが3人もいる東大チームへの問題は他チームよりも難易度が高く、ハイパーファイブボンバーの最終問題では旧社名が記された選択肢を見て現在の社名を答える問題が出題されました。

 

 

 

正解はこちら。現在のソニーのように社名変更が50年以上前の企業もある超難問。自分は③④⑥しか答えられませんでした。選択肢に東京放送日本教育テレビがあったらすぐに答えられる自信あります。ちなみに、それぞれTBSとテレビ朝日の旧社名です。

 

9/9(金) ヤマザキレーズンメロンパン オールレーズン 

東ハトのロングセラークッキー「オールレーズン」の発売50周年を記念し、親会社の山崎製パンとコラボしたメロンパンを開発。パン生地とビスケット生地にレーズンが練り込まれており、風味と食感がとてもいいアクセントとなっていました。美味しかったのでまた買って食べようと思います。

耳に残れば名曲です

一青窈「もらい泣き」(2002年)

今年でデビュー20周年の一青さんが6日火曜のNHK「うたコン」でデビュー曲を裸足で披露していました。近年はもうひとつのヒット曲「ハナミズキ」がテレビでよく歌われているので久々に聴けてよかったです。

NHKプラスの見逃し配信はこちら→https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022090608387?t=243

 

編集後記

テレビ朝日の深夜レーベル「バラバラ大作戦」で放送されている「もう中学生のおグッズ!」と「野田レーザーの逆算」がこの秋で終了することが発表されました。

前者はロケでも自由奔放なもう中さんとそれに付き合わされるゲストの温度差、後者は野田クリスタルさんやカズレーザーさんらがクイズの答えから逆算して問題文やプロセスを考察する斬新さが面白くて毎回見ていました。

この枠でとりわけ独創的な番組だったので終了はとても残念ですが、視聴者の熱い要望により何らかの形で復活した例もあるので声援を送りたいです。と同時に、番組のレギュラー放送終了は覆ることなく手遅れな場合のほうが多いので、TVerでのお気に入り登録やSNSでの共有など、推せるときに推すことの大切さを改めて肝に銘じたいと思います。

 

では、今週はこんなところです。

No.057 相応と不相応

【2022年8月27日~9月2日号】

みなさんどうも、ノブユキです。私が毎朝見ているTBSの情報番組「THE TIME,」で金曜日を司会していた香川照之さんが週刊誌報道を受けて降板しました。

酒の席で女性を暴行した事実は残念としか言いようがありません。しかし、6:00のオープニングでの2~3分の独り語りや番組を存分に盛り上げる姿が金曜朝の活力になっていたことは感謝しています。後任となる江藤愛アナウンサーにも期待したいです。それでは目次をどうぞ。

 

今週の収穫ピックアップ

8/29(月) TBS「CDTVライブ!ライブ!」

今回は夏の4時間SP。初出演となる宇多田ヒカルさんは、昨年秋のTBS金曜ドラマ「最愛」の主題歌「君に夢中」を披露。宇多田さんの歌声でドラマのワンシーンがたくさん浮かんできました。他にも真心ブラザーズによる「サマーヌード」や、最近YouTubeでよく再生しているs**t kingz(シットキングス)の「TRASH TALK feat. Novel Core」の生パフォーマンスが見られて嬉しかったです。

 

8/29(月)深夜 TBSラジオ空気階段の踊り場」

リスナーから寄せられた初恋の切ないエピソードを、鈴木もぐらさんがサザンオールスターズの名曲の歌い出しまで読み上げる特別企画「真夏の果実を聴かせて」が今年2回目の放送。感傷的な気分になるメールもあればコーナーの趣旨から外れたメールも。同じくサザンの「栞のテーマ」のオルゴールから真夏の果実に切り替わるタイミングも絶妙です。

 

8/30(火) TBS「ラヴィット!」

この日はアイスクリームのラヴィットランキングを放送。スタジオ出演者の1位予想で相席スタートの山添寛さんが、丸永製菓の「ファンタグレープ アイスバー」にアダルトサイトの名前を入れた「FANZAグレープ アイスバー」とボケてTwitterで話題に。

しかし、TVerの配信では「朝の番組にふさわしくない」という理由で音声のみとなり、画面が番組マスコットのラッピーが激怒している様子に差し替え。大人の事情をも逆手にとって楽しませるラヴィットへの信頼がむしろ高まりました。

なお、翌31日水曜のオープニングでは、ゲストの三四郎の小宮博信さんがFANZAグレープを蒸し返したうえに同サイトでのレギュラー番組「カチコチTV」にも言及しましたが、TVerでは激怒ラッピーの差し替えもなく見事にカットされていました。

 

8/31(水) TBS「水曜日のダウンタウン

関根勤さんが「笑っていいとも!」(フジテレビ)の身内自慢コンテストでそっくりさんの紹介者を見てぴったりな一言を添える名人芸を、様々な芸人さんが挑戦する「2代目関根勤選手権」が好評につき第2弾。関根さんの「お昼にふさわしい」「人を悪く言わない」の審査基準によって決まります。

川島明さん、粗品さんといった初参戦組ももちろん面白かったのですが、前回王者で関根さん直属の後輩の飯尾和樹さんは今回も的確に紹介していました。さらに今回はシークレットで板尾創路さんも参戦。関根さんや飯尾さんと引けを取らないワードチョイスとフレーズの短さがとても面白かったです。またいつか第3弾を…

 

9/1(木)深夜 ニッポン放送ナインティナインのオールナイトニッポン

来月30日開催の「ナイナイ歌謡祭」を前に、ゲストのカリスマボイストレーナー秋山竜次先生がナイナイの2人とリスナーに歌い方や曲の歌詞をレクチャーしていました。今回も洋楽邦楽問わず秋山先生が独自の解釈で歌詞をつけていましたが、深夜2時半頃にベートヴェン作曲の「運命」をBGMに海外ミュージシャンの日本公演を告知するラジオCMを始めたときは思わず手を叩いて笑いました。なりすまし芸はとどまることを知りません。

 

9/2(金) フジテレビ「全力!脱力タイムズ」

脱力解説員でお馴染みの危険生物専門家で、国立環境研究所の生物・生態系環境研究センター室長を務める五箇公一先生が2年半ぶりに出演し、新型コロナウイルスが動物に与える影響について解説。往年のロックミュージシャンを思わせる風貌は変わっていませんでした。その後の別のVTRを見ると、あらゆるところに五箇先生にとても似ている男性が…長年見ている視聴者として懐かしい気分になりました。

 

 

耳に残れば名曲です

中島みゆきヘッドライト・テールライト(2000年)

現在、NHKBSプレミアムで4Kリストア版が放送されている「プロジェクトX ~挑戦者たち~」のエンディングテーマ。1日木曜からオンエアのサントリーBOSS発売30周年記念CMでも起用され、地声が可愛らしいギャップを持つみゆきさん本人が出演しています。

 

編集後記

今年で45回目となる日本テレビの夏の風物詩「24時間テレビ『愛は地球を救う』」が27・28日に放送され、今年はジャにのちゃんねる(二宮和也・中丸雄一・山田涼介・菊池風磨)がメインパーソナリティーを務めました。

 

土曜夜は、今年4月に亡くなった河村亮アナウンサーの足跡をたどるVTRを放送。巨人戦や箱根駅伝での名実況や、河村さんを知る元巨人の松井秀喜さんや「ウリナリ」で共演していたウッチャンナンチャンの2人(内村光良南原清隆)などのインタビューを放送。選手や監督だけでなく裏方のスタッフにも取材をとり、"選手が主役"であることを忘れない実況が聴けなくなったのは寂しいですが、河村さんの細かいアドバイスを受けた後輩アナウンサーにその遺志が受け継がれることを願います。

 

スペシャルドラマ後の深夜枠は「THE夜もヒッパレ」。今年3月以来の復活企画で、かつての24時間テレビではヒッパレをベースとした企画が放送されていました。当時のレギュラー陣、今も続いてたら呼ばれてもおかしくない面々が歌に興じる中、二宮和也さんは優里さんの「ドライフラワー」を熱唱。テレビでのソロ歌唱自体レアで、ビブラートを効かせて切なく歌い上げ、記憶に残る名演となりました。

 

さらに、コンサート活動引退を表明している加山雄三さんの足跡をたどる特別企画も放送され、1992年に谷村新司さんと24時間テレビで作り上げた名曲「サライ」を日曜午後にデュエットしていました。今年はマラソンランナーのEXIT・兼近大樹さんが例年より早めにゴールしたので、グランドフィナーレで久々に「サライ」をじっくりと聴くことができました。来年以降「サライ」の扱いがどうなるかは分かりませんが、これからも歌い継がれてほしいです。

 

 

では、今週はこんなところです。

No.056 私のお気に入り

【2022年8月20日~26日号】

みなさんどうも、ノブユキです。26日金曜にダイソーで買い物をしていたらコカ・コーラとのコラボグッズのコーナーを見つけ、少し大きめな蓋付きBOXケースに一目惚れして購入しました。

赤いボディに白で描かれたCoca-Colaのロゴがとてもシンプルでお洒落です。裏にはコーラの瓶が描かれています。他にもタオルや食器といった日用品も置いてあったので、気になる方はぜひ。

それでは目次をどうぞ。

 

今週の収穫ピックアップ

8/21(日) 日本テレビ「シューイチ」

ロバートの秋山竜次さんとアルコ&ピースの平子祐希さんによる「体格ブラザーズ」が各地の銭湯を巡るロケ企画が待望の第6弾。今回は"サマーSP"としてプール付きの物件や海水浴場を巡り、秋山さんと平子さんの掛け合い、さらに体格ブラザーズ候補の海水浴客で朝から笑いに包まれました。この2人のイラストが描かれた特製Tシャツやオリジナルグッズの発売も決定。人気上昇中の企画なので早くも次回が待ち遠しいです。

 

8/21(日) フジテレビ「千鳥の鬼レンチャン」

今回はスポーツSP。体力自慢の芸能人やアスリートが400m走や野球に挑戦。最後の種目となった大縄跳び(大縄レンチャン)ではお笑い芸人たちが千鳥軍とかまいたち軍の2チームに分かれてより多い回数を目指しました。何度も挑戦していくうちにネルソンズ和田まんじゅうさんの足が限界となり、チームメイト2人に腕を組まれた状態で飛びましたが、感動どころか爆笑でした。カラオケ以外の企画にも可能性を感じます。

 

8/23(火) TBS「ラヴィット!」

この日のオープニングはTwitterハッシュタグが生まれた日にちなみ、出演者がおすすめしたいものをハッシュタグで表して放送中にTwitterトレンド上位を目指す「バズり王決定戦」を開催。かが屋の加賀翔さんが自前の一眼レフカメラで出演者を撮影したり、ビビる大木さん主宰の大木劇団が久々に上演されたり、きしたかのの高野正成さんに生でドッキリを仕掛けたり、川島明さんの紹介で手回しオルガンの生演奏が行われたり、番組最長となる1時間6分のオープニングでした。放送時間の半分以上を占めるオープニングは、もはやその日の目玉企画。楽しくてあまり長いと感じさせないのは凄いです。

 

8/25(木) TBS「THE TIME,」

第4木曜日恒例の中継企画「出張!安住がいく」は新型コロナウイルスの影響で今月も中止。2か月連続で安住紳一郎アナウンサーがTBS局内を歩き回る中継となりました。今回は6時台後半でTBSラジオのフロアから中継し、マスター(主調整室)やラジオスタジオをレジェンドパーソナリティの伝説を交えて紹介していてとても興味深かったです。7時台はTIME,以前の朝番組の歴史を振り返り、自分が小中学生の頃に祖母とよく見ていた「みのもんたの朝ズバッ!」の映像が特に懐かしかったです。

なお、翌26日は金曜司会の香川照之さんが24日水曜に週刊新潮で報じられた一件について冒頭から謝罪しました。視聴者として色々と思うところはありますが、今のところ休演や降板は無さそうなのでひとまず安心しています。

 

編集後記

今年の夏の高校野球宮城県代表の仙台育英高校が東北勢初優勝を果たし、優勝旗が"白河の関"を越えました。試合後のインタビューで須江航監督は、コロナ禍で入学どころか中学校の卒業式もちゃんとできなかった高校生の3年間に触れ「ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたら」と励ましていたのが胸に響きました。まだまだ感染者数の多い昨今。手洗い・うがい・消毒の基本を忘れずに感染対策に努めていきたいです。

 

では、今週はこんなところです。

No.055 お盆のエンタメ

【2022年8月13日~19日号】

みなさんどうも、ノブユキです。14日日曜、祖父母の墓参りの帰りで休憩をとるために道の駅に立ち寄りました。露店のテントで売られていたのは、ジャガイモをベースとした生地を細長く揚げたラスポテト。

最近深夜ラジオでパーソナリティが話題にしてたこともあって久々に食べたくなりました。揚げたてだったのでカリッとしていて美味しかったす。なかなかありつけないグルメなので、食べられる機会が増えたらいいですね…それでは目次をどうぞ。

 

今週の収穫ピックアップ

今週は手短にたくさんのエンタメを紹介いたします。

8/13(土) 日本テレビダウンタウンvsZ世代」

昭和の世相や流行、文化、ヒット商品などを「いかにヤバかったか」の視点で取り上げる3時間特番。日テレのアーカイブをたくさん見ることができましたが、なかでも特徴的だったのは、昭和の時代のテレビを再現したブルーバックの提供クレジット。番組の映像をバックにスポンサー企業のロゴをカラーで表記されるようになった時代にこの演出は痺れます。BGMをつけない提供読みにもリアリティを感じました。

 

8/16(火) テレビ東京ありえへん∞世界

今回のメイン企画は"茨城人"と"栃木人"の生態調査。最初のテーマとして取り上げたのは「危険運転」で、右折レーンの車が青信号になった瞬間にスピードを出して通行する"茨城ダッシュ"を実際に撮影して紹介。自分も安全運転に気を付けないといけないと思いました。バラエティ番組のご当地企画を社会問題で始めるのはテレ東ならではかもしれません。他のテーマでは鉾田市が特産のメロンを使った料理、栃木県壬生町コストコが上陸したときの熱狂ぶりなど。何より番組の演出や出演者(御年87歳の美輪明宏さんなど)がほとんど変わってないことに驚きです。

 

8/16(火)深夜 TBSラジオ爆笑問題カーボーイ

今週はオープニングの約40分間すべて田中裕二さんが夏休みに家族で九州を旅行した話でした。以前、NHKの「ファミリーヒストリー」で田中さんの父が住み、先祖が町を作ったことが明らかになった福岡県小郡市(おごおりし)の市役所を今月8日に表敬訪問。町の歴史について人間を土地に見立てて解説する"寸劇"や、市民を集めたトークショーの開催など、田中さんの思わぬ歓迎ぶりに笑ってしまいました。

 

8/17(水)深夜 ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」

今月12日放送分のフジテレビ「全力!脱力タイムズ」からのオファーから「脱力コンプライアンス委員会」への出演に至るまでの経緯が語られました。レギュラー委員のヒコロヒーさんがゲストの発言を指摘するために番組内容をひたすらメモしているようで、毎週見ている視聴者としてかなり興味深かったです。収録終わりにヒコロヒーさんが佐久間さんに見せた仕草もかっこよかったです。

当該回はFODで→https://fod.fujitv.co.jp/title/2302/2302110270/

 

8/18(木) NHK「おげんさんといっしょ」

第6弾となる今回はお祭り会場や海の家をモチーフにした夏らしいセットで生放送。おげんさん(星野源)とその家族の生パフォーマンス、新キャラクターの登場、ザ・ドリフターズが生演奏した貴重映像、隆子(藤井隆)のラジオ深夜便など、今回も最高のエンターテインメントに魅了されました。全部見どころです。おげんさんがこの番組で素晴らしいダンスを見た後に言った「言葉いらない」をこの記事でも拝借させていただきます。

 

8/19(金) TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ

今回のゲストは元オセロの中島知子さん。MCの中居正広さんとの共演は日本テレビ中井正広のブラックバラエティ」以来で、同番組で共演していた石原良純さんと勝俣州和さんも呼ばれていました。ブラバラ黒バラの過去映像やエピソードはもちろん、中島さんが全国ネットの番組で活躍していた頃の映像や例の騒動の真相も。大分県と福岡県を拠点としている中島さんの現在の仕事と暮らしは悠々自適としていたのが印象的でした。

 

耳に残れば名曲です

♪ジェニーハイ「華奢なリップ feat. ちゃんみな(2021年)

先述の佐久間ANN0で流れた一曲で、化粧品メーカーのリップのCMに合いそうなほどキャッチ―なサビが耳に残りました。

 

編集後記

ニッポン放送で今月8日深夜から始まった「オールナイトニッポン お笑いラジオスターウィーク」の大トリは、オールナイトニッポン0(ZERO)1年3か月ぶりの担当となった鬼越トマホーク。開始数分で坂井良多さんが前日に元アイドルの早乙女ゆみのさんと結婚したことを明かしました。祝福ムードに包まれましたが、数十分後に相方の金ちゃんの反応が薄いことがきっかけで坂井さんが拗ねてしまい、そこから重い空気が流れることに。

しかし、途中で坂井さんが奥さんに電話してお惚気モードになると状況が変わり、今度はダウンタウン松本人志さんがきっかけでお笑いを目指した話を涙ながらに語りました。その後、金ちゃんと和解の握手を交して場が収まり、そこからはネタコーナーなどが展開されてブースが笑いに包まれていました。

今月8日深夜から連日開催された「オールナイトニッポン お笑いラジオスターウィーク」の大トリは様々な感情が爆発した生放送となりました。リアルタイムで聴いていたリスナーとしても記憶に残る回でした。TBSラジオ「問わず語りの神田伯山」の口上でも語られているように、人に届く本音、言葉を選んだ本音を聴けるのはラジオだけだと思っております。

 

では、今週はこんなところです。

No.054 夏の冷や汗

【2022年8月6日~12日号】

みなさんどうも、ノブユキです。うだるような暑い日々が続いておりますが、職場にある衣類用の冷感スプレーの爽快さがクセとなりカインズで自宅用のスプレーを購入しました。

私の部屋にはエアコンが無いのでこれと冷風扇で夏を乗り切っていきます。それでは目次をどうぞ。

 

今週の収穫ピックアップ

8/7(日)視聴 あちこちオードリーオンラインライブ「夢と希望だけじゃ生きていけない 私の絶望ワイドショー」 

テレビ東京で放送されているトーク番組のオンラインイベントが好評につき第3弾。今回はドランクドラゴン塚地武雅さん、銀シャリ橋本直さん、Creepy NutsのDJ松永さんを迎え、仕事やプライベートで絶望したエピソードを吐露していました。それぞれの心の叫びが凝縮された2時間半…それを笑いに変える出演者のみなさんには頭が下がります。アーカイブでも楽しく見ることができたのは事実ですが、この配信で語られた絶望が二度と起きないよう、すべてのエンタメ関係者が報われる業界になってほしいです。

 

8/8(月) TBS「ラヴィット!」

TBSの番組ではありますが、この日はフジテレビの日ということで1980年代の同局のキャッチフレーズ「楽しくなければテレビじゃない」にちなみ、出演者がおすすめの"楽しいもの"を紹介しました。

男性ブランコの浦井のりひろさんが声で反応する「フラッグシップ オプティマスプライム」を紹介している途中でロボットがトランスフォームしてしまうハプニングが発生。MCの川島明さんが咄嗟に洋画の吹き替えのような喋り声でオプティマスプライムに自制を求めていて天才だと思いました。その後も浦井さんが何度も声で指示しても動き出さず、何故かスタッフが話しかけると反応するハプニングも生放送らしくて面白かったです。

なおこの日は、ぼる塾がロケした東京ディズニーランド特集の後編がオンエアされたため、先週と同じく番組キャラクターのラッピーがスタジオセットから撤去され、時刻表示も変わっていました。

 

8/10(水) TBS「水曜日のダウンタウン」※ネタバレ含む

今回は「旅行先で朝起きたとき誰もいなくなってたらだいぶ切ない説」で、プライベートの旅行で同行していた仲間と荷物が朝目覚めたときにすべて消えていたらどんな反応をするかを検証していました。部屋からもロビーからも人が消えた旅館を、ターゲットとなった芸人さんが浴衣の状態でわめきながら走る様子はホラーさながら。近所の住人(エキストラ)にここは廃墟だと言われたり、部屋に戻ったら3人の仕掛け人が老人になってたり、まるで「世にも奇妙な物語」の世界観でした。もう他番組のドッキリ見られなくなるかもしれません(笑)

 

耳に残れば名曲です

サンボマスター「ヒューマニティ!」

TBS「ラヴィット!」のテーマソング。すっかり平日8:00の時報代わりの音楽です。11日木曜祝日の放送では番組開始と同時にサンボマスターが生演奏。番組スタッフが聴いてテーマ曲をオファーするきっかけとなった「輝きだして 走ってく」も披露され、朝からとても熱いLIVEでした。

 

編集後記

ニッポン放送が8日月曜から13日土曜深夜まで「オールナイトニッポン お笑いラジオスターウィーク」を開催。スペシャルパーソナリティによるANNはどれも面白くて印象的でした。

月曜Xはジェラードン。2人が冒頭から"遅刻"したり局内で"迷子"になったため、代役として様々な2人組がつなぎで登場。このウィークのトップバッターとして相応しい放送でした。

月曜1部は千原兄弟。2人でのラジオはTBSの火曜UP'S(爆笑問題カーボーイよりも前)以来26年ぶり。ちょっとガラが悪い千原せいじさん、すべらない話を連発する千原ジュニアさんの息ぴったりの掛け合いは兄弟ならでは。

火曜Xはモグライダー。サプライズゲストの登場、漫才を基にしたコーナー、何度もトチってしまうともしげさん…1時間では物足りない面白さでした。次あるときは土曜2部の2時間枠で。

火曜1部は極楽とんぼTBSラジオのJUNK(極楽とんぼの吠え魂)のイメージが強い2人のANNは新鮮でした。加藤浩次さんが「めちゃイケ」総監督の片岡飛鳥さんとサシで飲んだ話や、山本圭壱さんが協賛スポンサーを読み上げる部分は感慨深いものがありました。

水曜1部は東京03。ANN初めてとは思えないほどの安定感で、ネタコーナーでの即興コントや角田晃広さんの生歌には痺れました。飯塚悟志さんの希望通り2回目に期待したいです。

木曜Xはランジャタイ。前回のANN0同様、放送事故レベルのクレイジーな時間でした。ハチャメチャな芸風なのにトークはテンポ良くしっかり面白い国ちゃんこと国崎和也さんは奇才です。

レギュラープログラムのナインティナイン霜降り明星もいつも以上に面白かったです。お笑いラジオスターウィークの大トリとなる「鬼越トマホークのオールナイトニッポン0(ZERO)」、今後のオールナイトニッポン55周年企画も楽しみです。

 

では、今週はこんなところです。

ラッピーが消えた日

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2022年8月1日(月)、TBSの朝の番組「ラヴィット!」で画面左上に表示される時刻が、番組オリジナル仕様から同局の汎用タイプに置き換わり、通称"座布団"と呼ばれる背景ロゴのサイズもひとまわり小さくなっていた。ラヴィット仕様の時刻を使っている一部の系列局でも変更になったことがTwitterのフォロワーのツイートによって明らかになり、タイムラインは一時騒然となった。

 

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しかし、翌2日(火)には以前と同じラヴィット仕様の時刻が表示され一部の系列局も元通り。フォロワーからは「設定ミス」「時刻表示が使えないトラブル」「秋の改編に向けての予行練習」といった技術的要因の憶測が出たが、理由は実に単純なものだった。

 

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1日(月)は9時台に東京ディズニーランド(TDL)の特集があり、「時刻が変わる度に登場する番組キャラクターのラッピーをTDLの映像と被らせないようにするため」が最も有力な説とされている。さらにこの日は時刻表示だけでなく、VTR中のクイズで登場するラッピーも不在で、スタジオに点在するラッピーの人形やラグマットもTDL特集の前に撤去され、MCの川島明の衣装からは番組冒頭からラッピーのピンバッジが消えていた。TDLの映像の右下に提供クレジットが表示されず、CM明けに流れるアイキャッチに提クレを出すために番組ロゴが右側ではなく左側に配された。

 

この説を裏付ける事案として、日本テレビの「ヒルナンデス!」が同年5月にディズニー映画を特集した際、番組キャラクターのハピナンデスの着ぐるみが登場しなかったことがフォロワーのツイートで判明した。さらに、ラヴィット仕様の時刻表示を使っているMBSCBCは時刻が変わる際にラッピーが登場しないタイプだったため、1日の放送でもそのまま使用していたようだ。

 

ラヴィットは翌週8日(月)にTDL特集の後編を放送し、1日(月)と同様の措置が取られた。なお、エンドクレジットの「明日も見てね!」のメッセージとラヴィットポーズをとるラッピーのアニメは1日も8日も変わらず表示された。これも憶測にすぎないが、権利関係に厳しすぎるディズニーへのささやかな反抗だったのかもしれない。フォロワーからのリプライにあった「ラッピーとミッキーのコラボを見てみたい」には完全に同意である。