ノブユキ今週の収穫

1週間の個人的収穫を振り返るブログ。読者のみなさんにとっても収穫になれば幸いです。

太田への中傷と世間への警鐘

2022年9月13日深夜にTBSラジオで放送された「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」は、2人のこんな掛け合いから始まった。

 

田中裕二「どうもみなさんこんばんは、爆笑問題田中裕二です」

太田光「お前大丈夫なの?」

田中「何が?」

太田「なんか田中裕二をテレビに出すなって、なんかハッシュタグで」

田中「いや俺は言われてないお前だろ言われてるの」

太田「あっ俺か!(笑)」

 

 

事の発端は、爆笑問題が出演しているTBSテレビ「サンデー・ジャポン」(サンジャポ)で、安倍晋三銃撃事件のきっかけとなった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の実態や、この団体と選挙協力などで関係を持った国会議員をめぐる動きに対するコメント。太田は「統一教会へのバッシングは安倍さんを銃撃した容疑者のテロ行為を正当化することにならないか」の旨で発言し、それ以降も統一教会批判に疑問を覚えるコメントを続け、Twitterでは「太田は統一教会を擁護している」といった批判が殺到。さらに「#太田光をテレビに出すな」のハッシュタグが作られ、トレンドの上位に入った。

 

太田は2021年にもサンジャポでの発言をめぐり批判を受けている。東京オリンピックの開会式制作メンバーだった小山田圭吾が1994年の雑誌のインタビューで障害者へのいじめを告白していたことが掘り起こされた件で、太田は「その時代の価値観を知りながら評価しないと難しい」と発言。所属事務所のタイタンには「小山田を擁護したお前も同罪」「太田さんには子供がいないから分からない」といった心ない意見が寄せられた。これを受けカーボーイで太田は、いじめは言語道断とした上で「本人の証言というひとつの立脚点だけで攻撃していいのか」「醜悪さを語るモンスターは俺の中にも潜んでいるし、あらゆる人は未熟で不完全で、残酷さを秘めていると思う」と発言している。

 

太田のニュースに対するコメントは、世間の風潮に流されずに自らが冷静に考えて意見するスタンスであると解釈している。小山田の件で展開された「少しでも擁護することが許されない人間になっている世界が危うい」「人が人を裁いていいもんじゃない」といった持論は、少しでも自分と違う意見を見聞きしただけでバッシングする世間への警鐘である。

 

太田を中傷するハッシュタグがラジオでネタされた翌日、タイタンが所属タレントへの誹謗中傷に刑事告訴を辞さない旨のプレスリリースを配信。これに対しても自らの中傷を正当化するユーザーのコメントがトップツイートに溢れていて絶望的だった。言論の自由が、言論の自由を受けている側の自分たちによっても壊してはならない。何かを批判するときも理性を失わずにコメントしていきたい。