2022年12月17日~23日号
今週の収穫ピックアップ
12/17(土) フジテレビ「ザ・ 細かすぎて伝わらないモノマネ」
「とんねるずのみなさんのおかげでした」から派生した、ネタのオチで落下するシステムが天才的なモノマネ特番で今年もたくさん笑いました。森泉さん、さまぁ~ずの大竹一樹さんといった有名人ネタ、犬よりはしゃいでる人、大阪桐蔭の野球部員の太ももといった一般人ネタ、さらにファミレスのネコ型配膳ロボットまで、出場者のみなさんの着眼点に感心させられます。審査員の石橋貴明さんが半ばネタで年2回放送を編成に要望しようとしてたので来年の放送が楽しみです。できれば「2億4千万のモノマネメドレー選手権」と交互で!
12/19(月) 関西テレビ「エルピス -希望、あるいは災い-」※ネタバレ含む
最終話直前は浅川(長澤まさみ)と岸本(眞栄田郷敦)の元上司の村井(岡部たかし)か物語の中心。村井も政治家の大門雄二(山路和弘)関連のスキャンダルをスクープしたにも関わらず大洋テレビがお蔵入りした過去が明かされ、村井から当時の取材テープとDVDを渡された岸本が取材することに。その過程で大門の元秘書だった長男・亨(迫田孝也)が謎の死。父親の大門の上っ面なコメントに大激怒した村井が「NEWS8」のスタジオに乱入してセットを破壊するシーンで感情を揺さぶられました。最終話の展開がとても気になります…
12/20(火) テレビ朝日「ロンドンハーツ」
FUJIWARAの藤本敏史さんがコウメ太夫さんのような白塗りで様々な演目を披露する「太夫フェス」が今年も開催。マツケンサンバやBTSでのキレのあるダンス、映画「トップガン」パロディでの覚えたての英語の台詞の流暢さなど、フジモンさんのポテンシャルの高さに驚きます。来年もぜひ。
12/22(木) フジテレビ「silent」最終回
この秋最大の反響を呼んだドラマが完結しました。主人公の紬(川口春奈)が高校のとき付き合っていた想(目黒蓮)が8年ぶりに再会し、想の耳が聴こえなくなっていた事実にショックを受けても彼のために手話を勉強する姿が健気で、2人が手話や表情でコミュニケーションをとるシーンに様々な感情が溢れ出ました。そういったシーンで劇伴の使用を最小限に抑え、手話で服が擦れる音を聴こえさせていたのが個人的に印象的でした。耳にハンデを持つ人たちの苦悩や葛藤が丁寧に描かれていたのも良かったです。最後まで見続けた一視聴者としては、2人を引き合わせた友人の湊斗(鈴鹿央士)も幸せなってほしい…!
12.18特集
2022年12月18日はエンタメ界やスポーツ界にとってのビッグイベントが並ぶ濃厚な1日でした。今週号ではそれらのイベントや番組を特集コーナーで振り返ります。
ABCテレビ「M-1グランプリ2022」決勝
史上最多7261組がエントリーした今年の漫才日本一決定戦はウエストランドが王者に輝きました。ボケの河本太さんが出題するあるなしクイズに解答する体でツッコミの井口さんがあらゆる方向に対して痛烈に捲し立てる漫才がとても面白かったです。最終決戦で披露した、井口さんも出場経験のあるR-1グランプリへのdisがエグいネタは痛快すぎました。優勝直後に「初めて人生の主人公になれた」と発言した井口さん、常に表情が薄い河本さんの涙は胸熱です。
太の美しい涙 pic.twitter.com/krPzh4NqpE
— 🚃💨 (@rando44) 2022年12月18日
【火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ】
— JUNK(TBSラジオ) (@JUNK_TBSR) 2022年12月21日
12月20日(火)radikoタイムフリー
▼ウエストランドM-1優勝に太田絶賛!
▼メールNo.1グランプリ出場者発表
▼M-1王者・ウエストランド 爆笑問題に優勝報告🏆#bakusho #爆笑問題 #M1グランプリ #ウエストランド
| TBSラジオ https://t.co/aJsrOvUX37 pic.twitter.com/Hq0jwMSJoC
ウエストランドが20日火曜に出演した「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)では、所属事務所タイタンの先輩である爆笑問題の太田光さんが終始嬉しそうにM-1の感想を語っていたのが印象的でした。妻の太田光代社長もご満悦。タイタンでは他にもキュウがM-1ファイナリストに選ばれており、今後さらに勢いを伸ばしそうです。
M-1グランプリ2022優勝しましたー!!!!
— ウエストランド井口 (@westiguchi) 2022年12月18日
ありがとうございましたー!!!! pic.twitter.com/Qd3hYDGW7Q
NHK「鎌倉殿の13人」最終回
脚本家の三谷幸喜さんが平安時代末期から鎌倉時代前期の争乱を描いた大河ドラマがついに最終回。冒頭では、鎌倉幕府公式の歴史書「吾妻鏡」を読む徳川家康(松本潤)のシーンがあり、来年の大河ドラマ「どうする家康」とのサプライズコラボには驚きました。最終回の核となる承久の乱、そして主人公の北条義時(小栗旬)の最期は目が離せません。
大河ドラマ「#鎌倉殿の13人」を
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) 2022年12月18日
1年間ご視聴いただき
誠にありがとうございました。#小栗旬 さん演じる#北条義時 の旅を
最後まで見守ってくださった
武衛の皆さまに
感謝を込めて…#みんな武衛だ pic.twitter.com/N8GoFOG1k1
鎌倉殿は初回から最終回まで滞ることのない怒涛の展開で圧倒されました。最初は源頼朝(大泉洋)の使い走りのような存在だった義時が権力者になって闇落ちする様、重要人物が次々と殺される姿にしんどさを覚えても、三谷さんならではのコメディタッチのシーンがとても楽しく、三谷大河の奥深さを知ったドラマです。オリジナルキャラクターで暗殺者の善児(梶原善)の恐怖も忘れられません。
2022FIFAワールドカップ決勝 アルゼンチン×フランス
約1ヶ月にわたり熱戦が繰り広げられたW杯もいよいよ最終日。アルゼンチンが36年ぶりの優勝か、フランスが史上3か国目の連覇か…決勝戦は予想外の激闘でした。
Ready for battle ⚔️ #FIFAWorldCup | #Qatar2022 pic.twitter.com/kT6CpepD12
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) 2022年12月18日
アルゼンチンのメッシ選手が執念のシュートを決め、フランスのエムバペ選手がハットトリックを達成するなど、3-3の大激戦でPK戦に。アルゼンチンのキーパーの活躍やフランスのPK失敗で結果は4-2。メッシの悲願ともいうべきワールドカップ優勝のタイトルを手に入れました。
🏆 𝐂𝐇𝐀𝐌𝐏𝐈𝐎𝐍𝐒 🏆 pic.twitter.com/L2QO9h85hf
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) 2022年12月18日
今まで日本戦しか見てこなかったワールドカップですが「スポーツ中継を途中から見ると劇的な展開になる説」を検証したい一心で他国同士の試合も見ていたら、モロッコのジャイアントキリングやエムバペの活躍などでいつの間にかハマり、28時キックオフの準決勝も眠い目をこすりながら見るまでになっていました。12月開催、アディショナルタイムの長さ、放映権料の高騰およびABEMAの躍進など特徴的なトピックが多かったカタール大会。この熱狂を4年後にもなるべく引き継いでいきたいです。
編集後記
23日金曜、テレビ朝日で年末恒例の「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE」と「爆笑問題の検索ちゃん 芸人ネタ祭り」が放送されました。前者は幕張メッセと本社スタジオから約6時間全曲生演奏、後者は長尺で自由度の高い漫才やコントが見られるのが特徴で、今年も2番組連続で魅了されました。MステMCのタモリさんがご高齢なので体調面が心配になりますが、来年もこの流れでクリスマス前の金曜日を楽しみたいです。できれば配信も!
では、今週はこんなところです。