ノブユキ番外編

かつては1週間の個人的収穫を振り返るブログでした。現在は不定期で更新中。

No.029 意外性

【2022年2月12日~18日号】


みなさんどうも、ノブユキです。冬の北京オリンピックも間もなく閉幕します。平昌、東京、北京とアジア開催が続き、+1時間の北京を除いて時差なく中継を楽しめたのはとても大きいです。ちなみに、再来年のパリは+8時間。日本の得意競技がなるたけゴールデンタイムで行われますように…それではまず目次をご覧ください。

 

今週の収穫ベスト3

カーリング女子 初の五輪決勝へ

「氷上のチェス」とも称されるカーリングの試合展開と女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」に目が離せない1週間でした。

 

12日のデンマーク戦では第10エンドの最後の一投で相手のストーンを2つはじいて3点を獲得する劇的展開で逆転勝利。スコアも8-7で野球のルーズベルトゲームのようでした。

 

日本の予選突破がかかった17日のスイス戦では敗北を喫しましたが、同時進行の韓国×スウェーデン戦でスウェーデンが勝利したため日本が準決勝進出。試合後のインタビュー中に知らされた吉報に本人たちは唖然。悔し涙が嬉し涙に変わりました。

 

翌18日の準決勝は昨日と同じくスイスとの試合。予選1位相手に日本が4点を取ったり、その直後に3点を取り返されたり、まるで縦列駐車のような入れ方でストーンが一直線に並んだりと、両者一進一退の攻防が続きました。日本が1点リードのまま迎えた第10エンドでさらに1点を加え8-6でスイスに勝利。日本のカーリング史上初となる五輪決勝進出を果たしました。

 

試合中の「ナイス~」といった掛け声でチームの明るさを感じ、夜遅くまで続いた試合の後のインタビューでは全員で「おやすみなさ~い」と気さくに挨拶するカーリング女子日本代表に金メダルが贈られますように…決勝は20日の朝です。

 

日本女子フィギュアの快挙と中村アナの実況

北京五輪で17日に行われたフィギュアスケート・女子シングルフリーで、日本の坂本花織選手が銅メダルを獲得。日本の女子フィギュアにとって2010年バンクーバー五輪浅田真央さん以来、12年ぶりのメダルとなりました。一方、ドーピング疑惑で渦中のカミラ・ワリエワ選手(ROC)はミスの連発で4位に。後味の悪さが残る競技ではありましたが、1~3位が暫定順位にならず、競技後に表彰式が無事に執り行われて良かったとも思います。

 

この競技を実況したのはフジテレビの中村光宏アナウンサー。まるで語りかけるような落ち着いた喋りで、「○○はトリプルアクセルだけではありません」といった選手の魅力をさらに引き出す実況は聞いていて心地よさを感じました。同局のフィギュア中継での経験が、北京五輪でも遺憾なく発揮されていました。中村アナの実況はフィギュアスケートファンからも信頼されています。

 

ランジャタイの相席旅 ※ネタバレ含む

15日放送の「相席食堂」(ABCテレビ)では、昨年のM-1グランプリのファイナリスト9組が片方の地元でのロケで面白さを競う「街ブラ-1グランプリ」が今年も開催。2週目はくじ引きにより、ゆにばーす・ランジャタイ・真空ジェシカのVTRがオンエアされました。各コンビ名だけを見ても濃いのに、実際のロケもかなり濃かったです。

 

 

 

特にランジャタイが訪れたボケの国崎和也さんの実家と行きつけの店は全くの嘘。さらにツッコミの伊藤幸司さんは途中で角刈りになる展開。ここまでスーパークレイジーな相席旅は初めてかもしれません。大悟さんは「そのほうが本人たちが喜ぶ」ということで0点を出していました。

 

耳に残れば名曲です

ブラックビスケッツ「Timing」

12日深夜の「ランジャタイのオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)で3時台の最後に流れたのは、1990年代後半に「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」(日本テレビ)で誕生したユニットのミリオンヒット曲。ナンチャンこと南原清隆さんをよくネタにしている漫才コンビのラジオならではの選曲です。4時台冒頭では「Timing」とはっぱ隊の「YATTA!」の曲の一部を使ったネタコーナーも。腹がよじれるほど笑いました。

 

編集後記

北京五輪で2つのメダルを獲得したスキージャンプの小林陵侑選手は、競技以外でも魅力的な方でした。

 

7日のスキージャンプ混合団体では、スーツの規定で1回目のジャンプが失格となり落ち込んでいた高梨沙羅選手に言葉をかけたり、2回目のジャンプの後に涙する高梨選手を抱きしめて慰めていました。

 

銀メダルに輝いた12日のラージヒル決勝後のセレモニーでは、メダリストに贈られるパンダの大会マスコット「ビンドゥンドゥン」を胸元のゼッケンに入れて日の丸を掲げたり、そのまま各国の記者のインタビューに応じていました。とてもかわいいです。

 

また、後日にはインタビューで、メダルを入れるためのケースをジャンプスーツの切れ端を使って自らミシンで縫って作成していたことを明らかに。競技だけでなく人柄でも魅了した小林選手はスキージャンプのワールドカップに出場するためフィンランドへ。これからのさらなる活躍に期待します。

 


では、今週はこんなところです。