ノブユキ今週の収穫

1週間の個人的収穫を振り返るブログ。読者のみなさんにとっても収穫になれば幸いです。

テレビ千鳥の移動から考えるテレビ朝日の編成の問題点

2022年1月26日、テレビ朝日のバラエティ番組「テレビ千鳥」が4月改編で日曜22時台後半から木曜24時台中盤に移動することが発表された。日曜日の締めくくりとして毎週見ていた番組がわずか1年半で深夜に戻るのは衝撃的だった。土曜22時台前半の「あざとくて何が悪いの?」に至っても日曜24時台前半である。

 

このブログでは、テレビ千鳥がプライムタイムから撤退する要因を推測し、自分が以前から問題視していたテレ朝の編成方針を追及していく。

 

「テレビ千鳥」プライム撤退の要因

推測① 視聴率が低迷していた

私のTwitterのタイムラインは放送中いつも盛り上がっていたが、実際の視聴率は世帯3~5%台と芳しくなかったらしい。22時台でこの数字はさすがに厳しいと思う。視聴率に詳しいフォロワーは「局としては我慢したほう」と話している。

 

推測② スポンサーが安定しなかった

番組には毎週同じスポンサーがつくのが一般的だが、テレビ千鳥は毎週スポンサーの数がバラバラだった。CMは流しても提供クレジットには社名を出さない企業も多く、1月30日放送分では2社しかいなかった。22時台で30分番組は、資生堂一社提供の「おしゃれクリップ」(日本テレビ)のようにスポンサーの意思が無いと長続きしないのかもしれない。

 

推測③ 打ち切りを回避するため

視聴率が低迷し、スポンサーも安定しない状態でプライムタイムの枠で続けるには限界がある。しかし、TVerの見逃し配信のマイリスト登録数は驚異の200万人超え。放送の視聴率は低くても、配信の視聴数が高ければ持続可能と局が判断したため、打ち切りではなく深夜への再移動に留まったのかもしれない。

 

 

これだけ推測するとテレビ千鳥のプライム撤退は免れなかったと考えられる。ただ、テレ朝はこれまでもテレビ千鳥のような道を辿っていった番組を数多く生み出しているので、ここからは局の編成方針を追及する。

 

テレビ朝日の編成方針の問題点

その1 特番と休みが多すぎる

テレビ千鳥は日曜22時台後半で放送されてきたが、最近はドラマなどの特番で休止することが多くなった。テレ朝がゴールデン・プライムタイムで特番を編成するのは日常茶飯事で隔週休みは当たり前。なかには1時間の通常放送を約1年もやってない番組もあり、視聴習慣を定着させる気が全く無い。

 

「サタデーステーション」が1時間繰り下げられたとき、真裏の「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS)でアナウンサーが「柔軟な編成方針」と痛烈な皮肉を言い放つほどである。

 

その2 編成が逆戻りしやすい

日曜22時台は土曜と同じく前後半30分ずつの編成だったが、わずか1年半で各1時間に。思えば「サンデーステーション」は2017年4月に21時台でスタートしたが、わずか1年で夕方に移動。その2年半後、再び21時台に逆戻りという変遷を辿っている。

 

「激レアさんを連れてきた。」は土曜22時台への移動から1年半で再び月曜23時台に、「徹子の部屋」は正午枠への移動から6年後に13時台に復しており、結局以前のような同じ編成に戻るなら移動せずにそのまま続けたほうが良かったのではと言わざるを得ない。

 

その3 ローカル降格が多い

プライム帯の全国枠から深夜帯のローカル枠に移動することで、一部の系列局では同時ネットで放送することができなくなり、キー局よりも遅い時間帯での放送を余儀なくされる。今はTVerの見逃し配信があるが、Twitterで全国の視聴者とリアルタイムで共有でない。

 

他にも「「ぷっ」すま」、「しくじり先生」、「陸海空 地球征服するなんて」がこのローカル降格を経験している。また、半世紀以上放送されている「題名のない音楽会」も現在は放送日と放送時間が地域でバラバラ。今でも単独スポンサーを務めている出光興産はよく怒らなかったな…と今でも思う。

 

あとがき

テレビ朝日の編成部門が、テレビ千鳥を月曜26時台前半→火曜24時台中盤→日曜22時台後半と時間を上げていき、日曜22時台前半の「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」や「くりぃむナンタラ」とともに日曜夜の楽しみを与えてくれたことには感謝している。ただ、この記事で挙げた問題点を踏まえ、二度とテレビ千鳥のような憂き目に遭う番組を増やさないようにしてほしい。

 

なお、番組プロデューサーは深夜帯を「ホーム」、千鳥の2人は「やりやすい時間帯」と捉えているので、これからも引き続き番組を応援していきたい。また、4月から1時間に拡大する「くりぃむナンタラ」が安定して長続きすることを願いたい。